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多様化する出会いと共に、男女の「結婚観」や「夫婦観」は常にアップデートされている。特に、現代の既婚者同士の間では、今までにない新しい関係性が生まれているという。『100歳まで出会える人生』などの著書を持ち、婚活ビジネスに詳しい三輪賢治氏が現代の男女の出会いを紐解いていく(以下、同書より一部編集のうえ抜粋)。

◆セカンドパートナーはプラトニックな関係が前提

現代の既婚者同士の交際には、かつてはなかった関係性が生まれています。それは、「セカンドパートナー」です。

セカンドパートナーと聞いてもピンとこない方もいるかもしれません。セカンドパートナーとは、簡単に言えば配偶者以外の二番目のパートナーのこと。

不倫と何が違うかと言えば、必ずしも肉体関係があるとは限らないという点です。一般的に肉体関係のない不倫など考えられませんが、セカンドパートナーはプラトニックな関係が前提なのです。必ずしも肉体関係がないとは言い切れませんが、精神的なつながりを重視している関係となります。

実際はどうなのでしょうか。「セカンドパートナーとの体の関係はありだと思いますか?」との、アンケート結果は、男性が「はい」70名「いいえ」19名と、約8割が「あり」だと答えたのに対して、女性は「はい」13名「いいえ」17名、と「なし」のほうがやや優勢でした。キスはありかとの質問に対する答えも、男性は同等の割合だったのに対し、女性はほぼ半々。

◆捉え方は男女で差がある

セカンドパートナーに対する捉え方については、男女に差があるのが実際のようです。男性は性欲や刺激、好奇心の満足なども求めているのに対して、女性は安らぎや愛情といったプラトニックなものを求めているのでしょう。

男性側にとっては、セカンドパートナーも不倫もあまり変わりがないというのが実情なのですが、不倫だと思えば躊躇してしまう女性もセカンドパートナーだと思えば、一歩踏み出せるという場合があるのかもしれません。

セカンドパートナー自体、必ずしもどちらも既婚者である必要はないように感じますが、しかし、現在のところ、既婚者同士限定というのが一般的です。

◆お互い家庭があるからこそ穏やかな関係を続けやすい

不倫に比べてセカンドパートナーは継続性や安定を求める要素が強く、既婚者×独身者の関係によって生じやすいバランスの悪さが敬遠されるからでしょう。

お互い守るべき家庭があるからこそ、秘密を守ることもできて、穏やかな関係を続けやすいのかもしれません。

◆離婚をしないまま夫婦関係をリセットする「卒婚」

現代では、離婚をしないままで夫婦関係をリセットする「卒婚」も注目を集めています。卒婚とは、一言で言えば、法律上婚姻関係にありながら、お互いに一切束縛をしないスタイルです。仮面夫婦のポジティブ版と捉えると理解しやすいかもしれません。

生活形式としては、普通の夫婦が別居スタイルや週末婚スタイルを持つように、卒婚夫婦も必ずしも同居をしている必要はありません。

当然、だったら離婚してしまったほうがよいのでは?なぜ婚姻関係を続ける意味があるの?という疑問も出てくるでしょう。

◆普通の夫婦に戻りやすいというメリット

離婚に対して卒婚が持つ最も大きなメリットは、一つは普通の夫婦に戻りやすいという点であり、もう一つは離婚に至る場合も不毛な対立を避けられる点です。また、年齢を重ねてくると、仕事上の付き合いや、親族との関係など社会生活も積み重ねがあり、簡単に離婚するわけにいかないというケースもあるでしょう。

結婚生活と離婚の中間地点を作ることによって、結婚生活を続けるトラブル、離婚をするトラブル、そのどちらも緩和できるというわけです。