カット保存の場合は水洗いNG? かぼちゃを長持ちさせる保存方法とは

2022/09/30 05:00 ウェザーニュース

夏に収穫し、糖度を上げるため熟成されたかぼちゃが出回る時季になってきました。来月にはハロウィーンもあり、甘くてホクホクしたおいしいかぼちゃを食べる機会も増えてきます。

かぼちゃは丸ごとよりカットされたものを買うことが多いですが、買ってからしばらく冷蔵庫に入れていたらカビてしまった、という経験はありませんか。

カットされたものはカビやすいため、保存法にもコツがあるそうです。カットかぼちゃを長持ちさせる保存法を千葉県船橋市の青果店、大吉青果の大久保沙英子さんに伺いました。

カットものはワタ種付きがおすすめ

「かぼちゃは半分や1/4にカットして販売されていることが多い野菜です。またカットものでもワタと種をきれいに取って、一口大や薄切りになっているものもあります。

うちでもカットしたものを販売することがありますが、ワタも種も取りません。ワタと種を取り除くと傷みが早くなるのです。さらに空気に触れる面積が増え、水分が飛び、鮮度も落ちてしまうためです。

カットものを買うならワタ種付きがおすすめです」(大久保さん)

カットかぼちゃの保存法

カットかぼちゃを買ってもすぐに調理しない場合、保存している間のカビが心配です。

「カットものを店頭に並べるのはごく短時間なので、ワタと種は取らないのですが、ご家庭で冷蔵庫保存する際、そのままではワタの水分からカビが発生しやすくなります。

そこで、すぐに調理をしない場合は、まずワタと種をそっくり取り除き、その後スプーンなどでワタの柔らかい部分が残らないようにきれいに取ります。その際、水洗いは避けましょう。洗うと水分が果肉に入ってしまい、そこからカビが発生しやすくなってしまいます。

次に水分を取り去るために、ワタを取った部分をキッチンペーパーなどで拭き取ります。最後に切り口にラップを貼り付けるようにぴったりと密着させて全体を包んでから冷蔵庫の野菜室に入れてください。これで3日程度は保存することができます。

ラップで包んだ後に、さらにポリ袋に入れてから口を結んで保存すると、より傷みにくくなります」(大久保さん)

冷凍保存なら2週間は保存可能

かぼちゃは低温に弱いので、生のまま冷蔵庫で長持ちさせることは難しいそうです。

「かぼちゃはできるだけ早く調理するのがおすすめですが、どうしても長期保存したい場合は冷凍をおすすめします。

一口サイズに切ってから固めに茹でてラップに包んで冷凍すれば、煮物などなら解凍せずにそのまま煮始められます。また普通に茹でてつぶしてマッシュ状にして冷凍しておけば、サラダやコロッケに調理できます」(大久保さん)

かぼちゃには強力な抗酸化作用を持つビタミンE、疲労回復に効果があるβカロテンなどが豊富で、おなかの調子を整える食物繊維もたっぷりと含まれています。また甘みがある割にカロリーも高くないのでダイエットにも向いていると言われています。

甘くてホクホクのかぼちゃを上手に保存し、無駄なくおいしくいただきましょう。