写真はイメージです。(以下同じ)

 婚活アドバイザー・デートコーチの田中亜依です。今回は、恋愛や婚活とは切っても切り離せない「外見」と「内面」についてのお話です。

◆整形して急にモテ始めた女友達にモヤッ

 相談者は、綾さん(33歳・仮名)。綾さんは、友達の和美さん(仮名)と一緒に婚活をはじめ、お互いに状況報告をしながら励まし合って頑張っていたそうです。

しかし、ある日突然和美さんが整形してきました。すると急に彼女の方がモテるようになり、その状況が許せなくなったそうです。

「整形する前までは、どちらかというと私の方がモテていたと思います。だけど整形した後は、飲み会に行っても男の人は和美にばかり目が行くようになりました。婚活は外見も大事というのは分かるんです。でも、整形した姿は彼女の本当の姿ではないじゃないですか。それも知らない男性から人気があるというのはどう思いますか? 偽りの顔で婚活に挑む友達を正直許せなくなってきました…」

 綾さんは、一緒に婚活を頑張ってきた友達がモテるようになったことがうれしくなかったわけではないのですが、その方法が整形だったことで素直に喜べなかったようでした。

◆チヤホヤされる友人に嫉妬

 和美さんは、コロナ禍で人に会わなくてもいい時間が増えたことをきっかけに、目を二重に、鼻の形を変え、歯をインプラントにしました。さらに、コンタクトレンズは黒目が大きくなるものに変え、まつ毛パーマもしたことでさらに目が大きく見えるようになったようです。綾さんから見ても素直にキレイになったと感じたみたいですが、その結果、飲みに行くと和美さんの方が男性にチヤホヤされるようになって、マッチングアプリでも彼女の方が出会いが多くなったとのことでした。

「和美とは一番と思えるくらい仲がいいですけど、正直フェアじゃないと思います。だって偽りの顔で婚活してるんですよ? もちろん整形していることは男性には話していないので、整形する前の本当の彼女の顔を知ったらみたらどう思うのでしょうか」

 話しているうちに少し感情的になってきた綾さんはこうも続けます。

「和美は、デートのお誘いの数が増えたから毎週のように男性と食事に行っています。モテるようになったことで、自信がついたのか洋服などの買い物も頻繁にしています。こんな金遣いが荒い女性を男性は好まないと思います」

◆女性の3人に1人が整形している

 株式会社グローバーズラボが実施した二重整形・アイメイクに対する意識を調査したアンケート(※)によると、いまや女性の3人に1人が二重整形を経験したことがあります。また、二重整形にかけた費用では「50,000円〜99,999円」が最も多く、そのほかの回答も10万円以下の回答が多くを占めています。

 昔は、「親からもらった体に傷をつけるなんて」と耳に穴をあけてピアスをする行為でさえ罪悪感を持っている人もいました。しかし、今はテレビCMや電車の中刷りでも整形手術の広告をみるようになりましたし、以前よりも随分と身近になったように感じます。

◆婚活のために整形することは悪いのか?

 整形をすることで異性の気を引くことが、フェアではないと感じる気持ちも理解できます。おそらく綾さんには、和美さんがキレイになったのが「努力の結果ではない」と見えたのだと思います。例えば、和美さんが頑張って食事制限と毎日の運動をし、結果としてキレイになっていたら、おそらく綾さんは「彼女は頑張ったしな…私も頑張らないと」という思いになれたかもしれません。お金を払って手っ取り早くキレイを手に入れたと思ってしまったところがフェアではないと感じた原因だったと思います。

 しかし、私は整形が悪いとは思いません。「整形」は、自分自身が気になっているところやコンプレックスを改善して自信を手に入れるための手段の1つです。必ずしも地道な努力ですべてのコンプレックスや気になっているポイントを直せるわけではありません。どう頑張っても直せない部分を「整形」という手段を使って直し、キレイを手に入れる努力をしていると私は思っています。