ぜひご期待ください!#Nissan #NISMO #NissanMS pic.twitter.com/Znz8ojetVV
- 日産自動車株式会社 (@NissanJP) September 26, 2022
2022年9月26日、日産自動車はTwitterで新型レースカーのオンライン発表を予告しました。
しかし、このツイートには『【配信予告】9/28(水)8時~、Nissan/NISMO新型レースカーをオンライン公開。9/27 16:00 PST(太平洋標準時) 9/27 19:00 EST(米国東部標準時)』と記載され、Youtubeのリンクが貼られているだけです。
添付される画像には『新型レースカー発表 9/28 8:00』の文字と、新型フェアレディZと思われるレースカーのシルエットがわずかに見えるだけで、一切の詳細は伺い知れません。
画像の明度を上げると新型Zが浮かび上がる
ところが、添付画像の明度を上げると画像の全貌が明らかになります。浮かび上がったのは、フロントディフューザーとGTウイングが備わる、紛れもない新型フェアレディZのレースカーです。
ショルダーラインには赤いチェッカーフラッグがあしらわれ、ドアには「GT4」の文字。
この「GT4」をそのままの意味で受け取れば、Youtubeでオンライン公開予定のレースカーはフェアレディZのGT4カテゴリ車両であると予想できます。
■FIA-GT4レースカテゴリとは
FIA-GT4とは、元レーシングドライバーのステファン・ラテル氏が創設した「SRO(ステファン・ラテル・オーガナイぜーション)」提案による、FIA(国際自動車連盟)が定めるレースカテゴリです。GT3とGT4に分けられ、どちらもレース費用を抑えられるプライベーターチーム向けのレースカテゴリとなります。
プライベーター向けとはいえど、GT3車両のエンジン出力は500PSを超え、車両価格も日本円で6,0000万円以上と高額です。GT4は、GT3よりも改造範囲とエンジン出力がさらに制限されるものの、より市販車に近い外観となり車両価格は3,000万円程度に抑えられることが特徴です。
GT3の下位カテゴリとはいえ、GT4はニュルブルクリンク24時間レースや日本のスーパー耐久にも採用されており、近年注目度が高まりつつあります。
「フェアレディZ GT4」の可能性大
Twitterで発表が予告されたレースカーは、高い確率で日産 フェアレディZのGT4車両と思われます。GT4カテゴリには、国内でトヨタが一足先にGRスープラ GT4を販売しており、その対抗馬として日産が新型フェアレディZを投入しても不思議ではありません。
画像で見る限りでは、新型フェアレディZレースカーは市販状態の美しい面影を大きく残しており、来シーズンには市販車に近い姿のフェアレディZがレースを走る姿を見られることでしょう。日産の新型レースカーの詳細は、2022年9月28日午前8時に日産自動車のYoutubeチャンネルでオンライン公開予定です。