車を買わずに使うサービスといえばカーシェアが有名だが、
レンタカーにはカーシェアにはないメリットがある。
一つめのメリットが、メンテナンスの行き届いた車を使えるという点だ。カーシェアの場合、同じ車を異なる人が連続して使うことがあり、前の利用者が車を汚していたり傷つけていたり、場合によっては車が故障していたりすることも考えられる。
これに対して
レンタカーの場合、車を貸し出す前にしっかりとしたメンテナンスを行っていることが多い。いつ利用しても快適なドライブができるだろう。
二つめは車種の豊富さ。カーシェアの場合は一つのステーションに用意されている車種は限られており、乗りたい車が近くのステーションにあるとは限らない。
レンタカーの場合は多くの車種が用意されていることが多く、用途に応じた車を利用できる。バンや軽トラなどを借りて大きな買い物や引越しに使うこともでき、さまざまな用途に利用可能だ。
三つめは利用にかかるコスト。カーシェアの場合は月額料金や初期費用がかかることがあり、特に月額料金が必要だと例え利用しなくても支払いが発生する。
レンタカーの場合、一般的に料金は都度払いのため、利用頻度が低ければカーシェアよりもトータルの費用が安く済むかもしれない。
では、おすすめの
レンタカーサービスとその特徴を紹介する。
●4年連続顧客総合満足度No.1のトヨタレンタカー
トヨタ
レンタカーは、J.D.パワージャパンの調査で4年連続顧客総合満足度No.1を獲得している。2022年は「車両」、「出発/返却時の対応」、「サービスメニュー」、「予約」の4項目で最高評価を獲得しており、気持ちよく利用できそうだ。
ちょっとしたことに
レンタカーを利用したい人向けに「3時間
レンタカー」サービスを用意しているのも特徴の一つ。これはその名の通り3時間のみ車を利用したい人向けのサービスであり、3カ月前からの予約はもちろん当日の利用も可能となっている。車種も豊富で乗り捨てもできるため、
レンタカーの使い道が広がりそうだ。
●カーシェアも利用できるオリックスレンタカー
オリックス
レンタカーはカーシェアサービスも提供しており、両方利用することでお得になる。例えば
レンタカーのプライムメンバークラブの会員はカーシェアのICカード発行手数料が無料、月額基本料が2カ月間無料、カーシェアのプライムステージプログラムが上位からはじまるなどの特典があるのだ。
レンタカーでは業界トップクラスの保険補償サービスが自慢。ロードサービスも追加費用なしで利用でき、万が一のときも安心だ。Webで事前確認することで重要事項などの説明が不要になる「クイックチェックインサービス」もうれしい。
●800店舗以上のニッポンレンタカー
ニッポン
レンタカーは全国に800店舗以上を持つ
レンタカーサービス。乗り捨てに対応できる店舗も多く、旅行や引越しなどさまざまな用途に利用しやすい。また、一部店舗では非対面の
レンタカーサービスが用意されており、スムーズに発着できる。
スマートフォンアプリを用意しており、会員登録なしに予約することも可能。
レンタカーの利用でANAのマイルやdポイント、楽天ポイント、Tポイントがたまるのもうれしい。
ニコニコ
レンタカーは低料金が自慢の
レンタカーサービス。その理由は良質な中古車を貸し出し用に利用しているからで、ほかの
レンタカーサービスよりも手軽に利用可能だ。
低料金だからといって品質をおろそかにしておらず、アンケートシステムにより利用者の不満をフィードバックし改善につなげている。全車両にETCを標準搭載し、カーナビやチャイルドシートを利用可能など、装備も充実しているといえるだろう。
●スポーツカー専門のおもしろレンタカー
車にこだわりがある人におすすめなのが、スポーツカー専門のおもしろ
レンタカー。日本だけでなく世界でもここでしか借りられない車種が多数用意されており、あこがれの名車に乗ることも可能だ。
常にスポーツカーの発売にはアンテナを張っており、新型のスポーツカーが発売されるとどの
レンタカー会社よりも早く貸し出しを開始する。メンテナンスにもこだわっており、それぞれの車の弱点を知った上で点検や整備、アライメント調整を行うなど、車のポテンシャルが引き出された状態で利用できるだろう。
●レンタカーをうまく活用して生活の質を上げよう
車は持っていると便利だが、同時に家計に大きな負担をかける存在でもある。利用頻度が低いなら思い切って
レンタカーやカーシェアに移行するのも一つの手だ。
レンタカーは車の品質の点でカーシェアよりも優れており、コスト面でも使い方によっては得になることもある。スマートフォンアプリの利用などにより以前より利便性も向上しているため、最近ご無沙汰という人は一度使ってみてはいかがだろうか。(ライター・ハウザー)