遺体は、家庭内のトラブルを調査していた社会局の職員に、女性の孫が事情を説明したことで見つかった。警察によると息子は、遺体を約5年冷蔵庫に入れていたと話しているという。
社会局の張錦麗局長は17日、女性は低所得者で、葬儀費用は市が補助するため、「葬儀を行う金がないことはない」と説明。また女性の死亡届は出されておらず、2016年から低所得の高齢者を対象にした毎月7759
台湾元(約3万4700円)の給付金を受け取り続けていたと明らかにした。
警察によれば、女性は1930年生まれ。病気のため入院していたが、2017年10月に息子が自宅に連れて帰ったという。死因や詳しい事情を調べている。
(黄旭昇、王鴻国/編集:齊藤啓介)