前半カウンターからウィルフリード・ザハに先制点を与えてしまい1点ビハインドとなったリヴァプール。追い打ちをかけるように57分、ヨアキム・アンデルセンの挑発に乗ってしまったダルウィン・ヌニェスが頭突きをして退場処分になってしまう。残りの約30分を10人で戦うことを余儀なくされたリヴァプールは、窮地に追い込まれていた。
そんな中、同点弾は61分に生まれる。L・ディアスが左サイドからドリブルでボールを持つと、中央へカットインして右足を振り抜き、ゴールネットを揺らす。5人もの守備をものともせず、豪快な一発を決めたL・ディアスが今シーズン初ゴールとなる得点を決める。
開幕戦でドロー発進となり、ホームでの第2節は1点ビハインドで1人退場という絶体絶命のピンチとなったリヴァプールだが、そんなチームを勢いづけたのはここまでプレシーズンマッチでゴールのなかったL・ディアスだった。試合会見前にもそのことについてユルゲン・クロップ監督が質問されていたが、指揮官は「彼は間違いなく進歩している」と信頼を口にしていた。その期待に応える活躍で、リヴァプールが貴重な勝点1を奪った。