怒りでひざが震えた…子育て中に夫に言われた「一生許せない言葉」

 四六時中育児に追われ、身も心もボロボロになったとき、いちばん寄り添ってほしいのが「夫」の存在。けれど、そうはいかない場合の方が多いようです。

 佐藤あおいさん(仮名・34歳・主婦)は、育児が一番大変な頃に、「一緒許せない言葉」を夫に言われてしまったそうです。

◆慣れない子育てに息が詰まる日々

「息子は敏感な子で、本当に子育てが大変でした。1歳から場所見知りがはじまり、子育て広場のようなところに連れて行っても、ほかのママ友の子どもは楽しそうに遊んでいるのに、息子だけは帰りたいと泣き叫びました。

 育児に追われる中で、ママ友との会話は唯一気持ちがやすらぐときでしたが、息子にかわいそうなことをしている気がして、子育て広場に行くのもやめました。子どもに何か問題があるのか、自分の育て方が悪いのかと悩んで、息が詰まりそうな毎日でした」

◆夫に相談するも「考えすぎ」と一蹴

 そんな苦しい日々の中で、子どものことを話せる相手が少なくなってしまったあおいさん。夫にだけは分かってほしいと、相談を持ち掛けたそうです。

「どこに行くのも嫌がるし、しまいには不安がって家を出たがらなくなってしまった息子。育児相談に行こうかと主人に相談しましたが『考えすぎだよ』『なんでも病気にしようとするな』と取り合ってもらえませんでした」

 相談する相手もおらず、役所の育児相談窓口や療育センターなどに電話したこともあるというあおいさん。それでもあまりしっくりする返答は得られず、かなり子育てに行き詰まっていたそうです。

◆追い打ちをかけた「一生許せない言葉」

 そこに夫から「一生許せないひとこと」をぶつけられてしまいました。

「毎日子どもと接するのはわたし。育児の悩みは男性には分からないのだろうなと思いました。だったらせめて、ちょっとした愚痴でも聞いてもらえればスッキリするかなと思い、主人に『今日はイヤイヤがひどくて疲れちゃった』など、育児の愚痴をこぼしてみたんです」

 すると、驚くような言葉が返ってきたといいます。

「主人に愚痴をこぼすと、『だったら産まなきゃいいじゃん』という強烈なひとことが返ってきました。はじめての子育てで不安だらけなのに、そんなことを言われてしまい、血の気が引いて、ひざが震えました。けれど、あまりにショックで何も言い返すことができませんでした」

◆「子育てが大変なのは当たり前」

 夫の主張は、「子育てが大変なのは当たり前で、それを頑張るのは母親として当たり前。そんなことも想像しないで産んだのか」ということだそう。これはあおいさんだけでなく、全国で奮闘する母親たちを敵に回すような発言でしょう。そもそも2人の子どもなのですから、育児も2人でするべきなのに…。あおいさんに任せっぱなしなうえに、ひどい言葉をかけるなんて、信じられません。

「『大変だね』とか『おつかれさま』とか、ちょっとしたねぎらいの言葉だけでももらえたら、それでよかったんです。ママ友ともあまり話せず、つらい状況だったので、本当に苦しかったです」

◆誰にも相談できず、メンタル不安定に…

 その後、ウツ気味になってしまったあおいさん。心療内科に通い、カウンセリングを受け、薬を飲んでいた時期もあったといいます。

「いちばん理解してほしかった主人にひどいことを言われて、誰にも相談できずふさぎ込む日が続きました。思い返せば、子どもが小学校中学年くらいになり、少し手が離れるまではずっとメンタルが不安定だったと思います」

 そんなあおいさんの子どもも徐々に成長し、いまも慎重な性格ではあれど、友達もできて、元気に学校に通っているそうです。