[8.10 ルヴァン杯準々決勝第2戦 浦和 3-0 名古屋 埼玉]

 名古屋グランパスのルヴァンカップ連覇への挑戦は、ベスト8で幕を閉じた。試合後、長谷川健太監督は「ファミリーの皆さんには連覇を期待してくれた方が多いので、成し遂げられずに自分自身の力のなさを感じている」と述べた上で、1失点目を悔やんだ。

 拮抗したまま0-0で迎えた前半31分、局面のデュエルが試合を動かした。浦和レッズはMF岩尾憲がロングフィードを左サイドに送ると、名古屋DF藤井陽也がこれをクリアし切れず、浦和の二次攻撃がスタート。そのまま左に開いた浦和FW松尾佑介がハイクロスを送り、名古屋MFレオ・シルバに競り勝ったMF伊藤敦樹が高い打点のヘディングシュートを決めた。

 それまでは名古屋がボールを持つ時間帯が長かった中、痛恨の失点。長谷川監督は「悪い展開ではなかったが、とりあえず上げとけというクロスに二人いて競り負けたのは対応の甘さがあった」と悔やみ、前半41分に喫した2失点目も「ああいうところからペースを握られて、セットプレーで2点目を取られた」という流れの中にあったと位置付けた。

 またDF中谷進之介は「そもそもラフに蹴られたボールからのセカンドだったのでまずはそこを見直す必要がある」と振り返りつつ、「人数も揃っていたので誰かが強く行くべきだった」と指摘。2失点目については「完全に狙っていたのかなと思うけど、アラートさがあれば誰かが出られたんじゃないかと思う」と対応できなかったことを悔やんだ。

 前回王者として臨んだルヴァン杯はこれで終幕。長谷川監督はグループステージで崖っぷちの状況から清水、名古屋に2連勝した戦いぶりを振り返りつつ、「いろんな選手がこの大会でプレーして、若い選手も吉田がCKから点を取ったりとか、いろんな選手がこの大会で経験を積むことができた。チームとしてもなかなか難しい時期もあったが、厳しい戦いも踏まえて経験値を上げることができた。素晴らしい大会でベスト8まで行けたのを誇りに思う」と手応えも語った。

(取材・文 竹内達也)