[8.10 ルヴァン杯準々決勝第2戦 川崎F 2-2 C大阪 等々力]

 川崎フロンターレは後半8分までに2得点を奪い、ほぼ90分間を優位に運ぶ。だが、後半45分からの6分間で2失点。アウェーゴール差で2年連続の準々決勝敗退が決まった。鬼木達監督は「勝たなければいけないゲームでしたし、非常に残念な敗戦。自分たちがもたらしたものなので、選手も含めて学ばないといけない」と試合を振り返った。

 7日にリーグ優勝を懸けた横浜F・マリノスとの死闘を制した川崎F。中2日の試合となったが、先発メンバーの変更は1人のみだった。指揮官は「自分たちがルヴァンのタイトルを取りに行くというところと、連戦ではありますけどそれぞれのコンディションでなかなか上がりきらない選手も多かった。練習も強度の高いものができていなくて、そこを見ながら決めた」と明かす。

 だが、前半40分と後半8分にFWマルシーニョが2ゴール。第1戦を引き分けていたが、1-1でアウェーゴールを奪っていたため、非常に優位な展開となった。追いつかれなければ2年ぶりのベスト4は確実。だが、試合終了間際に悲劇が起きる。後半45分に1点を返されると、後半アディショナルタイムに痛恨の2失点目。2試合合計で3-3のドローだが、2本のアウェーゴールを奪われたために敗退が決定した。

「あの時間に何をするべきか共有していたつもりでした。時間の使い方だとか、そういうところはサッカーをずっと経験していればわかるはずだとは思うんですけど、ただ、それがゲームの中で全員に意思統一をできなかったというところになる」

 鬼木監督が言及したのは0-2で迎えた試合終了間際のゲーム運び。川崎Fは時間を稼ぐことなく、ボールロストを繰り返してしまった。結果的に2連続失点を喫した。

「選手にも伝えましたけど、ゲームの展開の中で感じなきゃいけないところ。リスタートもそうですし、どこでボールを動かしたほうがいいのか。むしろ一番動かせる時間帯で動かせなかった。そこが自分の中で一番後悔が残る」

 カップタイトルを逃し、残るはリーグタイトルのみとなった。「きょうのようなゲーム展開をしっかりと、リーグ戦の中でも勝ち切れるようにしないといけない。また同じことを繰り返すようでは優勝を目指すチームではない。大会は変わるので、もう一回切り替えて引きずらないことが一番重要」。痛すぎる教訓を胸に、最大の目標であるリーグ3連覇に照準を定めていく。

(取材・文 石川祐介)