5万円台ながら高性能な5Gスマホ「Google Pixel 6a」をチェック!

既報通り、Googleが独自開発したチップセット(SoC)「Tensor」を搭載した新しい5G対応スマートフォン(スマホ)「Pixel 6a」を日本を含む1次販売国・地域にて2022年7月28日(木)に発売しました。日本での販路は同社の公式Webストア「Google ストア」のほか、KDDIおよび沖縄セルラー電話の携帯電話サービス「au」とソフトバンクの携帯電話サービス「SoftBank」となっています。

価格(金額はすべて税込)はGoogle ストアでは53,900円、auでは公式Webストア「au」の公式Webストア「au Online Shop」などの直営店で53,270円(1,210円/月×23回+25,440円)、SoftBankでは公式Webストア「ソフトバンクオンラインショップ」などの直営店で67,680円(1,410円/月×48回)となっており、Google ストアでは発売を記念してPixel 6aを購入する人に完全ワイヤレスイヤホン「Pixel Buds A-Series」をプレゼントするキャンペーンを実施していましたが、すでに終了しています。

またauやSoftBankではそれぞれ返却することで残債が免除される「スマホトクするプログラム」および「新トクするサポート」の対象で、各々の特典を利用した場合の実質負担額はauでは1,210円/月×23回(総額27,830円)、SoftBankでは1,410円/月×24回(総額33,840円)となります。

さらにauでは機種変更にて「5G機種変更おトク割」で8月31日(水)までは16,500円割引(au Online Shopでは16,500円相当のau PAY残高による還元)となるほか(通常は5,500円割引)、「au Online Shopおトク割」で新規契約なら11,000円割引、他社から乗り換え(MNP)なら22,000円割引となります。

一方、SoftBankではMNPおよび携帯電話サービス「Y!mobile」や「LINEMO」からの番号移行において「【オンライン限定】web割」にて21,600円割引となります。その他、すでに紹介しているように直営店のソフトバンクショップ店頭では特別価格でMNPやY!mobileおよびLINEMOからのばんご移行などの対象条件なら33,864円が割り引かれて33,816円となるほか、さらに新トクするサポートを利用したときの実質負担額24円で販売しています。

今回はそんな同社のフラッグシップスマホ「Pixel 6」や「Pixel 6 Pro」と同じ高性能なSoCのTensorを搭載しつつ、価格を抑えた廉価版となるPixel 6aを開封してパッケージ(箱)や同梱品、外観、基本機能などを写真や動画を交えて紹介したいと思います。


Pixel 6aの箱

Pixel 6aはGoogleが“Made by Google”として展開する「Pixel」ブランドにおける最新の「Pixel 6」シリーズの廉価モデルですが、フラッグシップモデルのPixel 6やPixel 6 Proと同じ業界最先端のGoogleのAIを中心に特別に設計されたSoCであるTensorを搭載し、高性能ながらも価格を抑えたコストパフォーマンスの高い製品です。

Pixel 6やPixel 6 Proとの違いは画面サイズや最大リフレッシュレート、内蔵メモリー(RAM)、内蔵ストレージ、電池容量、カメラ、UWB、ミリ波、外装などと多岐に渡っていますが、外観のデザインは踏襲しており、内部のソフトウェアであるAndroid 12と外部のハードウェア全体に統一性を持たせており、特徴的なリアカメラを中心に対称的かつバランスの取れたデザインを実現したカメラバーを採用しています。

製品Pixel 6aPixel 6Pixel 6 Pro
発売日2022年7月28日2021年10月28日2021年10月28日
価格53,900円74,800円〜116,600円〜
画面6.1型フラットOLED
FHD+(1080×2400ドット)
最大60Hz
Gorilla Glass 3
6.4型フラットOLED
FHD+(1080×2340ドット)
最大90Hz
Gorilla Glass Victus
6.7型カーブLTPO OLED
QHD+(1440×3120ドット)
最大120Hz
Gorilla Glass Victus
大きさ152.2×71.8×8.9mm158.6×74.8×8.9mm163.9×75.9×8.9mm
重さ178g207g210g
本体色Sage
Chalk
Charcoal
Sorta Seafoam
Stormy Black
Kinda Coral
Cloudy White
Sorta Sunny
Stormy Black
SoCGoogle Tensor
内蔵メモリー6GB8GB12GB
内蔵ストレージ128GB128GB、256GB128GB、256GB、512GB
電池容量4410mAh4614mAh5003mAh
急速充電○(最大18W)○(最大30W)○(最大30W)
無線充電○(最大21W)○(最大21W)
バッテリーシェア
背面カメラ12.2MP(広角)
12M(超広角)
50MP(広角)
12MP(超広角)
50MP(広角)
12MP(超広角)
48MP(望遠)
前面カメラ8MP(広角)8MP(広角)11.1MP(広角)
防水・防塵○(IP67)○(IP68)○(IP68)
指紋認証○(画面内)○(画面内)○(画面内)
マイク2つ3つ3つ
OSAndroid 12Android 12Android 12
OSバージョンアップ期限2025年7月2024年10月2024年10月
ソフトウェア更新期限2027年7月2026年10月2026年10月

パッケージ(箱)もPixel 6などと同様に上面に本体カラーに合わせた背面が描かれており、側面も本体カラーと同じ色となっていて特に高級感はないものの、白を基調としたシンプルなものとなっています。また箱を開けると、Pixel 6aの本体が背面が上になって収納されており、本体を取り出すと、下に同梱品が収納されています。

付属品はUSB Type-C to CケーブルとUSB Type-C to Aアダプター、SIMピン、簡易セットアップマニュアルなどの紙類となっており、ACアダプターやケース、画面保護フィルムなどは同梱されていないため、必要なら別途購入する必要があります。なお、純正品としてPixel 6a専用の純正ケースなどが用意されています。


Pixel 6aの箱を開けたところ


Pixel 6aの同梱品一覧

Pixel 6aの日本で販売されるモデルはGoogle ストアおよびau、SoftBankで共通となっており、型番が「GB17L」でサイフケータイ(FeliCa)に対応し、5GはSub6のみに対応しています。SIMはnanoSIMカード(4FF)とeSIMのデュアルSIMとなっており、Pixel 6やPixel 6 Proは発売当初にNTTドコモや楽天モバイルの5Gに非対応でしたが、Pixel 6aははじめからこれらにも対応しています。

またauやSoftBankで販売されるキャリアモデルも購入時にはSIMロックのかかっていないSIMフリー製品となっており、SIMはnanoSIMカードを装着する場合には付属するSIMピンで、本体左側面のやや下側にあるnanoSIMカードスロットを取り出して装着します。SIMは一通り初期設定をしてから装着しても問題はありません。


Pixel 6aのディスプレイ面は白いシールで保護されて箱に収納されているので剥がします


Pixel 6aの画面が付いていない状態のディスプレイ面

ディスプレイは上部中央にパンチホールを配置したアスペクト比9:20の縦長な約6.1インチFHD+(1080×2400ドット)有機EL/OLED(約429ppi)で、6.4インチのPixel 6よりもさらにコンパクトとなっており、サイズは約152.2×71.8×8.9mm、質量は約178g。また画面はHDRや常時表示(Always On Display)やコントラスト比100万:1に対応しています。

一方、Pixel 6やPixel 6 Proとは異なり、リフレッシュレートは60Hzとなっているほか、ディスプレイを覆う強化ガラスも「Corning Gorilla Glass 3」となっています。外観はPixel 6やPixel 6 Proの特徴的なカメラバーなどのデザイン要素を継承し、高い耐久性を持つメタルフレームを採用しており、防水・防塵(IP67)に対応しています。


Pixel 6aを持ってみたところ

実際に持ってみると、Pixel 6やPixel 6 Proで感じた大きく重いというのはなく、Pixel 6aは持ちやすく軽く感じ、これなら普段使いもしやすそうです。また確かにPixel 6 Proと並べて比べると、カーブディスプレイでなくフラットディスプレイであることでやや見た目は無骨な印象を受けるほか、背面も高級感は多少失ってはいるものの、個人的には必要十分なデザインや質感だと感じました。

主な仕様は内蔵メモリー(RAM)が6GB(LPDDR5)、内蔵ストレージが128GB(UFS 3.1)、接続・充電端子がUSB Type-C端子(USB 3.1 Gen 1)、センサー類は近接センサーおよび周囲光センサー、加速度センサー、ジャイロセンサー、磁力センサー、気圧センサーを搭載。生体認証は画面内指紋センサーに対応しており、個人的には特に不満はないものの、Pixel 6やPixel 6 Proでは指紋認証の精度や速度に不満がある人が多かったようですが、Pixel 6aでも変わっていないようです。


Pixel 6aのSageの背面。リアカメラモジュールの下側は薄いグリーン、上側はホワイトとなっています

また4410mAhバッテリーを搭載し、アダプティブバッテリーなどの機能によって1日中使っても余裕のある電池持ちを実現し、Extreme Battery Saverを使用すれば、スーパー バッテリー セーバーで使いたいアプリを選べば、残りのアプリは自動的にオフになり、最大72時間までバッテリーが持ちます。急速充電「USB PD 3.0 PPS」(最大18W)にも対応。

カメラは以下の構成で、超解像ズーム(最大7倍)や光学式および電子式手ぶれ補正機能、高速なカメラ起動、消しゴムマジック、リアルトーン、顔フォーカス、パノラマ撮影、手動によるホワイトバランス調整、夜景モード、トップショット、ポートレートモード、ポートレートライト、モーション オートフォーカス、デュアル露出補正、Live HDR+、シネマティック撮影、天体写真のタイムラプスなどに対応。

<リアカメラ>
・約1200万画素CMOS(1画素1.4μm、1/2.55型)+広角レンズ(画角77°、F1.7)
・約1200万画素CMOS(1画素1.25μm)+超広角レンズ(画角114°、F2.2、Lレンズ補正)

<フロントカメラ>
・約800万画素CMOS(1画素1.12μm)+広角レンズ(画角84°、F2.0)


リアカメラの出っ張り具合。Pixel 6やPixel 6 Proよりも控えめなのも良いところ

その他、Wi-Fi 6Eに対応したIEEE802.11a/b/g/n/ac/ax準拠(2.4および5.xGHz)の無線LAN(Wi-Fi)やBluetooth 5.2、NFC Type A/B、位置情報取得(A-GNSS、GPS、GLONASS、Galileo、QZSS、BDS)、ステレオスピーカー、マイク×2、ノイズキャンセレーション機能など。なお、3.5mmイヤホンマイク端子やワイヤレス充電、ワンセグ、フルセグ、赤外線通信、microSDカードなどの外部ストレージスロットは非対応。

携帯電話ネットワークは日本市場向けのGB17Lは対応周波数帯が以下のようになっており、SIMカードはnanoSIMカード(4FF)サイズのスロットが1つあるほか、eSIMを搭載しています。OSはAndroid 12をプリインストールし、5年間のアップデートを保証。付属品はUSBケーブル(C to C・1m・USB 2.0)およびSIMピン、クイック スタート ガイド、クイック スイッチ アダプター。

5G NR: n1 / 2 / 3 / 5 / 7 / 8 / 12 / 20 / 25 / 28 / 30 / 38 / 40 / 41 / 48 / 66 / 71 / 77 / 78
4G LTE: Band 1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 7 / 8 / 12 / 13 / 14 / 17 / 18 / 19 / 20 / 25 / 26 / 28 / 29 / 30 / 38 / 39 / 40 / 41 / 42 / 48 / 66 / 71
3G W-CDMA: Band 1 / 2 / 4 / 5 / 6 / 8 / 19
2G GSM: 850 / 900 / 1800 / 1900 MHz


Pixel 6aの上下側面。下側にはUSB Type-C端子とデュアルスピーカーが配置。なお、3.5mmイヤホンマイク端子は非搭載


Pixel 6aの左右側面。右側には電源/スリープキーや音量上下キー、左側にはnanoSIMカードスロットが配置。アンテナラインも見えます。なお、microSDカードなどの外部ストレージスロットは非搭載です


Pixel 6aのnanoSIMカードスロットを取り出したところ。物理スロットは1つで、eSIMとのデュアルSIMに対応しており、microSDカードなどの外部ストレージスロットは非搭載


大きさ比較として左から6.1インチのiPhone XR、Pixel 6a、6.2インチのPixel 4a (5G)を並べてみたところ。Pixel 6aも6.1インチなのでサイズ感としては各機種ともかなり近い


こちらはPixel 4a (5G)と横幅を比べてみたところ。ほぼ同じで、iPhone XRもほぼ同じとなっており、アスペクト比はそれぞれ微妙に違うものの、大きさとしては近くなっています

Pixel 6aはOSとしてAndroid 12をプリインストールしており、最高水準のセキュリティーを備え、新世代のセキュリティーチップ「Titan M2」の搭載によってTensorのセキュリティーコアと連携して機密性の高いユーザーデータ、PIN、パスワードを保護して情報の安全性とプライバシーを守り、セキュリティーアップデートのサポート期間が5年間に延長されたことで、常に最新の保護機能を利用可能です。なお、OSバージョンアップについてはこれまで通りに3年間です。


初期設定もPixel 6などに続いて黒い画面となっています。この画面は初期設定の途中にある追加するアプリ


初期設定終了直後のアプリ一覧。プリインストールアプリはかなり少なく、おサイフケータイ関連アプリのみがアンインストールが可能


通知やクイック設定パネルも見た目がガラッと変わっています。右はアプリ切り替え画面で、一番左に行くと「すべてクリア」ができます


 設定の第1階層目。基本的に他のPixelのAndroid 12と変わりはありません


Android 12をプリインストールしており、購入時のビルド番号は「SD2A.220123.050.A1」。日本向けの認証は電波法に基づく工事設計認証(R)が「003-210368」、電気通信事業法に基づく技術基準適合認定(T)が「ADF210237003」。総務省指定表記も電磁式で、おサイフケータイマークは本体背面にはありません


内蔵ストレージは初期設定直後で約15GBを利用しており、残りは約113GB。「設定」→「システム」→「ジェスチャー」から電源キーの2回押しでカメラ起動などが設定可能


カメラ機能はPixel Cameraアプリで、光学望遠ズームには対応していませんが、デジタルズーム(最大7倍)が利用可能


カメラアプリの設定画面。グリッドは初期状態が「グリッドなし」で、他に「3×3」や「4×4」、「黄金比」が設定可能


詳細設定から「レンズ汚れの警告を表示」や「RAW+JPEGコントロール」(RAWとJPEGの同時保存)などが利用可能。カメラアプリのモードは「カメラ」(静止画)や「ポートレート」、「動画」、「」、「パノラマ」、「360°写真」、「レンズ」が用意


写真撮影サンプリ(屋内、蛍光灯、ポートレートモード)


TensorはCPUがオクタコア(2.80GHz×2+2.25GHz×2+1.80GHz×4)で、iPhoneなどのように同じSoCでもクロック数が製品によって違ったりしていますが、Pixel 6aはPixel 6やPixel 6 Proと同じとなっており、Tensorの性能としては特に変更はない模様。ベンチマークアプリ「Geekbench v5」と「3DMark」の測定結果はそれぞれGeekbench v5のCPUにおけるシングルコアで1062、マルチコアで2937、3DMarkのWild Lifeで6448(それぞれ3回測定した中央値)

機種Pixel 6aPixel 6Pixel 6 Pro
Geekbench v5シングルコア106210401036
マルチコア293728602878
3DMarkWild Life644865036514


https://youtu.be/vJmQgJZy3q0

記事執筆:memn0ck

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