昨季の2位と3位がいきなり激突。バイエルンの11連覇を阻止すべく大型補強を行ったドルトムントは、シュロッターベックとアデイェミが先発出場。セバスティアン・ハラーの長期離脱を受け、ユスファ・ムココがワントップに入った。
先制したのはホームのドルトムント。10分、ムココの折り返しに合わせたアデイェミのシュートは相手GKルーカス・フラデツキーに阻まれたが、ゴールライン上に残ったこぼれ球をマルコ・ロイスが押し込んだ。
追いかける展開となったレヴァークーゼンは、13分にアクシデントが発生。ロベルト・アンドリッヒが右足の太もも裏を痛め、チャルレス・アランギスとの交代でピッチを後にした。
そのすぐ後にはドルトムントにも負傷者が出る。アデイェミが左足を気にした素振りでプレーを中断し、23分にトルガン・アザールと交代した。
1点ビハインドで折り返したレヴァークーゼンは、ハーフタイムでカリム・ベララビとアダム・フロジェクを交代。新加入の20歳はブンデスリーガデビューを果たした。
レヴァークーゼンは52分、パトリック・シックのこぼれ球に反応したエセキエル・パラシオスがネットを揺らしたが、微妙なオフサイド判定でゴールは認められない。その後も何度か決定機を作るが、相手GKグレゴール・コベルの好セーブに阻まれ続ける。
すると後半アディショナルタイム2分、レヴァークーゼンが思わぬ形で退場者を出してしまう。GKフラデツキーが相手のプレッシャーを受けながら、ペナルティエリアのライン上ギリギリで浮き球をキャッチ。主審がオンフィールドレビューで映像を確認すると、フラデツキーはラインの外でボールに触っていたことが判明し、一発レッドカードで退場となった。緊急事態を受け、センターバックのエドモンド・タプソバが控えGKのユニフォームとグローブを受け取り、ゴールマウスに立った。
試合はこのまま終了し、ドルトムントが1−0で勝利した。次節、ドルトムントは12日にMF堂安律が所属するフライブルクと敵地で対戦し、レヴァークーゼンは13日にホームでアウクスブルクと対戦する。
【スコア】
ドルトムント 1−0 レヴァークーゼン
【得点者】
1−0 10分 マルコ・ロイス(ドルトムント)
【スターティングメンバー】
ドルトムント(4−3−3)
コベル;ムニエ、フンメルス、シュロッターベック、ゲレイロ(84分 ヴォルフ);ダフード、ベリンガム、ロイス;アデイェミ(23分 T・アザール)、ムココ(68分 ブラント)、マレン(84分 ジャン)
レヴァークーゼン(4−2−3−1)
フラデツキー(90+2分 退場);フリンポン、ター、タプソバ、インカピエ(79分 バッカー);アンドリッヒ(13分 アランギス)、デミルバイ(66分 アズムン);ベララビ(HT フロジェク)、パラシオス(78分 アミリ)、ディアビ;シック