22F1第12戦フランスGP決勝でスタートする各ドライバー(2022年7月24日撮影、資料写真)。(c)Sylvain THOMAS / AFP

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【AFP=時事】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)は30日、SNSなどオンライン上での中傷的な振る舞いをなくすための「ドライブ・イット・アウト(Drive It Out)」という取り組みをスタートさせた。

 この取り組みは、7月上旬の第11戦オーストリアGP(Austrian Grand Prix 2022)で多くの人がハラスメント(嫌がらせ)被害にあったことを受けて立ち上げられたもので、選手らがF1だけでなく世界のあらゆるスポーツから人種差別、性差別、同性愛差別に関する中傷を撲滅することを呼びかけた。

 活動開始となったこの日には、全現役ドライバーとF1最高経営責任者(CEO)のステファノ・ドメニカーリ(Stefano Domenicali)氏、国際自動車連盟(FIA)のモハメド・ビン・スレイエム(Mohammed Ben Sulayem)会長が順番に登場し、一つのメッセージを伝える動画が公開された。

 動画の中で、ドライバーらは「F1は競争とライバル関係がすべてだが、リスペクトもある。競技者としてのリスペクト、ファンや全F1ファミリーに対するリスペクトだ」と伝えた。

「中傷はどんなものであっても受け入れられない。リスペクトの精神を持てないなら、われわれのスポーツの一員にはなれない。他者を中傷できると考える人間を見過ごすことはできない」

「われわれにはそうしたものを批判し、『もうたくさんだ』と言う責任がある」

「ソーシャルメディアの陰に隠れ、中傷的でリスペクトを欠く見方をする人間は、われわれのファンではない。われわれは団結する。そしてみなさんにも、あらゆるスポーツと社会からこうしたことをなくす取り組みに参加してほしい。一緒に追い払おう」

【翻訳編集】AFPBB News

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