本作は、眠りにつくと記憶を失ってしまう、実在する難病「前向性健忘」を患ったヒロインと、そんな彼女を献身的に支えるも、自らも大きな秘密を隠し持っている主人公の儚くも切ない愛の物語。7月29日からの、全国公開を控えてる作品だ。
19歳の道枝と21歳の福本は、2つの年齢差があった。三木孝浩監督から、同級生という役どころにあたって、お互いの敬語を失くすように支持があったそうだが「ちょっとだけ私が年上なんですけれど、道枝くんはクランクインからずっと、律儀に敬語でした」と福本が、改めて指摘する場面があった。
すると道枝は、申し訳なそうに「最後まで敬語でした。ちょっとだけ後悔しています」と苦い表情。「指摘されたときも『わかりました』って敬語で返したり…。そしたら、次の会話からも敬語になってしまって…。そのまま、切り替えるタイミングを失ってました」と悔やんだ。
みかねた司会者が「今のやり取りから分かるように、道枝さんの人柄の良さなのかもしれません」とすかさずフォーローを入れた。
10代の最後、映画初主演を任された道枝は「たくさんのご縁、色んなご縁が重なったことによる作品です。これからの人生のターニングポイントになりそうな作品に巡り合うことが出来て、本当に皆さんに感謝しています」としみじみ語った。
一方の福本も「私の代表作になるんじゃないか、撮影をする前から、ちょっと思っていました」と手応えを示した。「監督もスタッフの皆さんも『いいものにするぞ』って、気合いをいつも感じていましたし、私もその期待に応えて、自分のベストを尽くそうって気持ちに動いていきました。皆さんの期待も含めて、私の代表作になると思います」と自信がみなぎっていた。
(写真左から)
道枝駿佑、福本莉子
『今夜、世界からこの恋が消えても』七夕願いごとイベントより福本莉子
福本莉子
▼ 映画『今夜、世界からこの恋が消えても』予告映像(2)
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