堂安は20-21シーズンにPSVから期限付き移籍でビーレフェルト(当時1部)に在籍。今回の移籍で、2季ぶりのブンデス復帰となる。この”帰還”をブンデス公式も祝福している。5日に「“和製メッシ”が2シーズンぶりに
ブンデスリーガの舞台に戻ってきた」とする特集を公開している。
「彼がFIFA.comのツイッターで、日本のメッシと評されたのは2017年のU-20ワールドカップからだ。その直後、彼はオランダのフローニンヘンとレンタル契約をかわし、素晴らしい成績を残して、完全移籍を掴み取った。さらに2019年夏にはPSVへの道を勝ち取った。その後、2020年9月からドイツの地に踏み入り、ビーレフェルトで1シーズンを過ごした。
【動画】ドイツで躍動した魅惑のレフティ! ビーレフェルト時代の堂安がみせる美麗テクニックをチェック そこで彼は昇格組のチームにおいて残留争いのキーパーソンとして活躍した。CFのファビアン・クロスと好連係を見せ、5ゴール・3アシストを記録。そのうちのひとつには、バイエルンの守護神マヌエル・ノイアーの牙城を破って奪った1点もある」
また、「ワイドな選手でありながら、激しいアクションを好む。ビーレフェルトでは右ウイングとしてプレーし、リーグトップ5に入る走力を見せ、スプリントでもトップ15に入った」と鮮烈なインパクトを残したと綴っている。
近年のプレースタイルについては、「リオネル・メッシとの比較は少し遠いかもしれないが、ジェルダン・シャキリ(現シカゴ・ファイア所属)を彷彿とさせる。小柄だが、チャレンジをためらわない。魔法のような左足を持ち、ゴールを奪うことが好きだ」と評した。
堂安の加入にあたり、フライブルクのクレメンス・ハーテンバッハSDは「技術的な才能があり、1対1に対応でき、ゴールへの脅威を与える方法を知っている。1年遅れですべてがうまくいったのはいいことだ」と、昨夏にも関心を寄せていたというアタッカーの獲得に喜びを隠せない様子だ。
24歳の日本人MFは「より成長できる場所だと思った」と加入の決め手を語った。現地でも高まる期待にどのようなパフォーマンスで応えることができるか、注目だ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部