※イメージです(以下、同じ)

 このコロナ禍では、どれだけ感染症対策をしていても安心しきれませんよね。少しでも体調に異変を感じると、いつも以上に不安になってしまったり……。

 そんなご時世だからこそ、コロナに対する価値観の違いから、夫婦仲に亀裂が入ってしまうこともあるようです。斎藤あきこさん(38歳・仮名)はコロナ禍を機に、あまりにも危機管理能力がなさすぎる夫に幻滅したと語ります。

◆子どもが濃厚接触者に!家族で話し合ったら…

「ニュースで毎日感染者数を目にしていても、実際に身近で感染者が出るまでは、自分たちだけは感染しないだろうという根拠のない思い込みをしていました」

 そう語るあきこさんは、小学5年生の娘さんが通う学校でコロナ感染者が出てしまったことを機に、考え方が変わりました。

 その日、あきこさんは学校から連絡を貰い、娘の友達がコロナに感染し、我が子が濃厚接触者になってしまったことを知りました。

「すぐにPCR検査をしてもらえましたが、結果は翌日にしか出ないと言われ、不安で……。陽性だった時のことを考え、家族間で感染が広がらないように、何をしたらいいか夫と話し合おうと思いました」

◆「大丈夫でしょ!」危機感ゼロの態度に幻滅

 そこで、仕事から帰宅した旦那さんに事情を説明。しかし返ってきたのは「まあ、大丈夫でしょ!マスクしてたんだし」という軽い言葉でした。あきこさんが、マスクは100%感染を防げるわけではないと訴えても、「まあ、詳しい検査結果が出てから考えればいいんじゃない?」とのんきな発言。

 結局、この時は検査結果が陰性だったため、家庭内感染は免れましたが、あきこさんの中で旦那さんは「頼れない存在」になってしまいます。

「普段から楽観的な人だとは思っていましたが、今回のような状況でも、なんとかなる精神なのは、ちょっと……と思いました」

◆体調不良の妻に「気のせい!」と無責任な励まし

 それから数ヶ月後、再び娘さんの小学校でコロナが蔓延。幸いにも娘さんは濃厚接触者にならず、体に異変も現れませんでしたが、同時期にあきこさんは体調不良になってしまいます。

「激しい頭痛を感じました。もしかしたら、娘は無症状なだけで感染していて、私も感染してしまったのかもしれないと不安になりました」

 病院へ行くことも考えたものの、熱は出ていなかったため、あきこさんは翌日まで様子を見ることに。念のため、子どもとの接触や食器の共有は避け、こまめに換気をするなどの対策をしながら過ごしました。

 一応、自分の状態を夫には伝えておこう。そう思い、帰宅した旦那さんに頭痛がすることと、コロナ感染を疑っていて不安になっていることを打ち明けました。しかし、またしても返ってきたのは楽観的すぎる言葉。

「夫は私に『大丈夫、大丈夫!気のせいだよ!』と言ってきたんです。何が気のせい?頭が痛いのは全然気のせいじゃないんだけど……ってイライラしましたね」

 幸いにも、翌日になると頭痛は消えており、あきこさんは一安心。けれど、体調不良を訴えても心配してくれず、無責任な言葉を吐かれたことへのイラ立ちは消えませんでした。

「結婚して10年が経ち、愛情も年々薄れてきてはいましたが、この一件で完全になくなりました」

◆「死ぬかもしれない…」自分の体調不良だと大騒ぎする夫

 それから数ヶ月後、さらにあきこさんの気持ちを萎えさせる出来事が起きます。その日、旦那さんはいつもより早めの時間帯に帰宅をしました。珍しいなと思っていると、リビングに入ってくるなり、「俺、死ぬかも……」となぜか涙目。

 驚いたあきこさんが理由を聞くと、どうやら朝から喉が痛く、部下に話したところ、「僕がコロナにかかった時の初期症状は喉の痛みでした」と言われ、不安になったのだそう。