――「ダイエットは一生続く」……これは、金言ではないでしょうか。

「『一生できるものを続けよう』。いつまでにこれだけ痩せたいではなく、毎日継続できることが大事です。ダイエットを試練だと考えていると、結局リバウンドしちゃいます。始める前に数ヶ月後も続けている姿を想像してください」

◆本当に減らしたいのは体重ではなくて、脂肪のはず

――「すぐに痩せられる」という煽(あお)り文句には踊らされないようにすべきということですね。

「無理なダイエットをしていると、食べ物のことばかり考えるようになっちゃうんですよ。何か食べるにしても『これ食べたら何グラム増えちゃう』が先にくる。体重計に載る前に断食したり、飲み物すら摂取しなかったり。体重に縛られる生活になっちゃうんです」

――あああ!心当たりがありすぎます。私が30キロリバウンドした理由は、まさにそれですね。失敗する原因がわかった気がします。

「結果を急ぎすぎないことが何よりも大事。冷静に考えてみてください。脂肪を1キロ減らすのに7200キロカロリーを消費しなきゃいけないんですよ。体重なんて、食事の内容で1キロなんてすぐ変わる。本当に減らしたいのは体重ではなくて、脂肪のはずです!」

――心に刻みます。

「私は今のダイエット法に行き着いてからは、メンタルが崩れにくくなりました。変なストレスがなくなって、感情のアップダウンもなくなって、穏やかに日々を過ごせるようになっています」

◆自分からお金を出しちゃう“都合のいい女”になっていた

――感情の変化でいうと、体重が90キロ前後だった時期、恋愛のことはどんな風にとらえていましたか?

「当時、彼氏みたいな人はいました。たらし系のクズっぽい人がよく言い寄ってきましたが、私は単に相手にとって都合のいい女だったんだと思います。

『今から会おう』って言われたら、自分ことはお構いなしですぐに行く。休みも相手に合わせて無理やりでも取る。お金も私が出す一方。一時期は男性恐怖症気味になりましたよ。世の中にはこういう男しか存在していないのかと」

――絵に描いたような都合のいい女っぷりじゃないですか……。もしかしてお金とか贈り物とか、けっこう要求されたりしました?

「いえ。そこはむしろ、自分からすすんでお金を出しちゃってましたね。いなくならないでほしくて、変な方向に尽くしちゃってたんです。別れると自分の貯金がまた増えてきて、次の男性と付き合い始めるとまたお金が無くなる。その繰り返しでした」

◆つなぎとめる手段がお金しかないと思い込んでいた

――何でそうなってしまうのか、自分なりに分析はできていましたか?

「自分の見た目に自信がないので、何か別のもので繋ぎとめておかないといけないと思っていたんでしょうね。繋ぎとめる手段が私にはお金しかないと思い込んで、とにかく焦ってたんですよ」

――ダイエットに成功した後は、その感覚は消すことができましたか?

「すぐには無理でした。ゆっくり、ゆっくりです。消えたかな?と思っても、昔のことを思い出したらまたぶり返してしまったり……。『もう大丈夫』って言えるようになるにはだいぶ時間がかかりました」

――大丈夫だとハッキリとわかった瞬間は?

「痩せて自信がついた頃に、『なんで私はあんなところに居たんだろう』って気付いた時です。“付き合う人は自分の鏡”という言葉がありますよね。あれに妙に納得したんです。

そして、そういう人たちと付き合うことがバカらしくなりました。依存する必要がなくなって、スッと離れられた。良い意味で楽しく生きていけるようになった結果……彼氏は必要なくなりましたね」