その1人がフレンキー・デ・ヨングである。エリック・テン・ハーグ監督が来季から指揮を執るマンチェスター・ユナイテッドで、彼を中枢に据えたい赤い悪魔が獲得に迫っている。スペイン各紙ではすでにF・デ・ヨングがユナイテッドへ行く準備ができていると報じられているものの、正式な決定は出ていない。アヤックスで飛躍し、バルセロナへと加入した同選手だが、恩師の待つプレミアリーグへと挑戦するのだろうか。
また放出が噂されているもう1人のプレイヤーがメンフィス・デパイだ。昨夏リヨンからバルサへと加入し、クーマン体制での中心人物として期待されたデパイだが、シャビ監督就任後はケガの影響もあって出場機会を減らしてしまう。それでも途中出場からチームの勝利を決定づけるゴールを奪うなど、結果を残していただけに残留は既定路線かと思われた。
ただ英『Mirror』ではデパイの代理人とバルサは来季に向けた話し合いを行っており、クラブ側は売却の意思があることを伝えている。財政難のクラブにおいて移籍金の捻出が必要となるため、デパイは放出候補の1人にならざるを得ないだろう。
バルサで輝きを放っていたオランダの両雄は、シャビ改革によってまもなくクラブを離れることとなるかもしれない。