仏パリ同時襲撃事件の犠牲者の追悼に集まった人(2015年11月16日撮影、資料写真)。(c)Eric Feferberg / AFP

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【AFP=時事】130人が犠牲となった2015年11月に起きた仏パリ同時襲撃事件の特別法廷は29日、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」のメンバーで、実行犯で唯一生き残ったサラ・アブデスラム(Salah Abdeslam)被告(32)に対し、終身刑を言い渡した。

 事件では、コンサートホール「バタクラン(Bataclan)」や国立競技場、バーなどが襲われた。

 実行犯10人のうち9人は自爆や警察に殺害され死亡。モロッコ系フランス人のアブデスラム被告は事件から4か月後に逮捕された。

 カーキ色のポロシャツ姿で出廷した被告は、裁判長が1時間にわたり判決を読み上げる間、身じろぎせず無表情に立って聞いていた。

 終身刑はフランスでは最も重い刑に当たる。30年後に仮釈放が認められることはほぼなく、1994年の制定以来、4回しか言い渡されていない。

 昨年9月の初公判では「IS戦闘員」と挑戦的な態度で名乗っていたが、後半になると犠牲者に涙ながらに謝罪し、寛大な措置を求めるなどしていた。

 アブデスラム被告の他、事件の計画や後方支援に関わった19人の裁判も行われ、全員が有罪となった。被告は上訴できる。

【翻訳編集】AFPBB News

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