アーセナル移籍が確実となっているG・ジェズス。新天地ではエースとして絶対的な立場を確立できるか。(C)Getty Images

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 複数の現地メディアによれば、マンチェスター・シティのガブリエウ・ジェズスが、4500万ポンド(約74億2500万円)で、シティの元コーチでもあるミケル・アルテタ監督が率いるアーセナルへの移籍で合意に達したようだ。契約期間は5年で、アーセナルで最も高給取りの選手になるという。あとは正式発表を待つのみとなっている。

 2017年冬に母国のパルメイラスからシティへ加入した25歳のブラジル代表FWは、毎年コンスタントに結果を残すも、絶対的な立場は確立できず。新シーズンはアーリング・ハーランドの加入で出場機会の減少が予想され、今夏の退団が取り沙汰されていた。

 アーセナルは、昨冬にピエール=エメリク・オーバメヤン、今夏にアレクサンドル・ラカゼットが退団。計算できるストライカーが不在とあって、攻撃の柱としての活躍が期待されるなか、南米サッカーの専門家ティム・ビッカリー氏は、英メディア『talkSPORT』でG・ジェズスに言及。“怪物”の異名を取ったセレソンのレジェンドの名を挙げ、こう語っている。

「6年前、ジェズスと“元祖”ロナウドの比較がなされた。ロナウドは『彼を見ると子どもの頃の自分を思い出す』と言っていたからね。それは想像しうる最も非の打ちどころのないソースからのものだった。今、そのような比較をする人はいないだろう。ジェズスを批判しているわけではないが、ロナウドは身体を大きくして、パワフルなセンターフォワードになった」
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 さらに「ジェズスはワイドからのカットインを好むように見える。9番としてプレーしたいのか、それともワイドストライカーとしてプレーしたいのか。センターフォワードであることから逃げているようなところがある」と指摘した同氏は、適正ポジションを探るうえで、以下のような裏話も明かしている。

「少し前にブラジルの監督と話をしたが、彼は大会後にジェズスを呼び出して、『どこでプレーしたいのか』と尋ねたという。ジェズスは『どこでもかまわない』と言ったが、『明らかに好みがあるじゃないか、好みは何だ』と言われ、少し恥ずかしそうに『ワイドでプレーしたい』と答えたようだ。これは彼を獲得する者にとって重要なことだ。

 アーセナルなら、アルテタがシティ時代から彼を見ていることは知っているが、それはしばらく前のことで、状況は変化する」

 在籍6年で4度のリーグ制覇を果たすなど、常勝軍団の一員として数々のタイトルを掴んだG・ジェズスは、中位に定着している名門に、勝利のメンタリティを植え付けられるか。期待の新戦力とヤングガナーズの融合、そしてその起用法に注目が集まる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部