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電動化したケイマンGT4 最高出力1087ps

ポルシェは、EVとなる次期ケイマンを予告する電動レーシングカー「GT4 Eパフォーマンス」の実車を公開した。

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ポルシェ・ケイマンGT4 RSクラブスポーツのシャシーをベースに、911 RSR GTEのパーツを組み合わせたモデル。先に公開されたミッションRコンセプトと、電気モーターやバッテリー技術など多くのコンポーネントを共有している。


ポルシェ718ケイマンGT4 Eパフォーマンス    AUTOCAR

最大パワーを引き出す「予選モード」では、最高出力1087psを発揮。前後アクスルに搭載されたモーターで四輪を駆動する。また、現在のポルシェ・カレラ・カップのレース時間である約30分間に合わせ、出力を611psに抑えてエネルギーを節約することもできる。

独自のオイルクーリングシステムで温度を調整し、長時間にわたって安定した出力を発揮する。さらに、900Vの急速充電システムにより、82kWhのバッテリーをわずか15分で75%補充することが可能だ。

車重は約1600kgと、内燃エンジン搭載の718ケイマンGT4 RSクラブスポーツよりも200kg余り重くなっている。

EVによるワンメイクレースも計画中

ポルシェによると、GT4 Eパフォーマンスは現行992世代の911 GT3カップと同等の速さを持ち、最高速度は約290km/hに達するという。0-100km/h加速タイムは不明だが、2.5秒を切るミッションRコンセプトとほぼ同じ性能を備えていることは間違いないだろう。

ボディには天然繊維複合材を使用。GT4 RSクラブスポーツよりも140mmワイドで、18インチタイヤを装着するためにフェンダーが大型化されている。


ポルシェ718ケイマンGT4 Eパフォーマンス    AUTOCAR

GTレース車両プロジェクト・マネージャーのマティアス・ショルツは、次のように述べている。

「先のミッションRでは、ポルシェが将来的に目指すサステイナブルなモーターレーシングの姿を示してきました。718ケイマンGT4 Eパフォーマンスは、このビジョンがレーストラックに見事にマッチすることを実証しています」

「EVによるワンメイクカップも、当社のカスタマーレーシング・プログラムに加わることになるでしょう。その反響に期待しています」

GT4 Eパフォーマンスの実車は、6月23〜26日に英国で開催されたグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードで一般公開された。今後、ポルシェのEV技術をアピールするプロジェクト「race2zero」の一環として、2年間のワールドツアーに出発する予定だ。

ポルシェは以前、次期718が電動モデルとなることを明らかにしている。昨年のミッションRコンセプトは、次期モデルのスタイリングを示唆するものであった。