母国のスポルティングでプロキャリアをスタートさせた37歳のポルトガル代表FWは、マンチェスター・ユナイテッド、レアル・マドリー、ユベントスと各国のメガクラブを渡り歩き、昨夏から再びユナイテッドでプレー。
復帰1年目の21-22シーズンは、個人では公式戦24ゴールを挙げるなど、健在ぶりを存分に発揮したが、チームは大苦戦を強いられ、まさかの6位でフィニッシュ。チャンピオンズ・リーグの出場権を逃したこともあり、移籍が取り沙汰されている。
最近では新天地候補にチェルシーの名も新たに挙がるなど、争奪戦の様相も呈してきたなか、ヴィアナ氏は英衛星放送『Sky Sports』でこの話題に言及。「今はまだ無理だと思うが、分からないものだ」と慎重な姿勢を見せたうえで、ポルトガル代表の後輩がイングランドの名門復権に欠かせぬピースであることを訴えている。
【画像】休暇中の事故で大破したC・ロナウドの愛車ブガッティ「将来のことは分からない。そのことは話したくないね。まあ彼にはもう1年契約があるし、彼が何を決めようと、それはそれでいい。ユナイテッドは安定し、クラブ内に良い精神を作り出すべき時だ。今はそういう状態ではないが、再建のための時間は常にある。もちろん、1シーズンに25ゴールを決められるクリスチアーノはその一員だ」
スポルティングの熱狂的なファンであるC・ロナウドの母は以前、「戻ってこなければならないわ。私のために、将来そこにいるはずよ」と熱烈なラブコールを送っていた。終わりに近づきつつあるキャリアの中で、エモーショナルな原点への帰還はあるのだろうか。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部