「今は代表チームとしてある程度の形を持っていて、守備も攻撃も自分たちの中でイメージを持ちながらできるようになってきています。
その反面、その型にハマりすぎてしまうという危険もあります。“パターン”みたいになってしまうと相手もそれを分かりやすく対応できる。
それが今はサイド攻撃だったりとか。ブラジル戦でいえば正直、中(中央)の崩しでの中でのコンビネーションは皆無に近いような状況で、外(サイド)からでしか突破口を見い出せなかったような形でした。
(それを改善するために)選手のキャラクターを変えて、違う戦い方も模索していくのもアリかなと。システムを変えれば中のコンビネーションができるようにもなりますし。
もうちょっとキャラクターを考慮した戦い方というのもアリなんじゃないかなと感じました」
最近の日本代表は右サイドの伊東純也が絶対的なエースとして君臨し、招集メンバーも縦に速い選手たちが増えている。
【写真】日本代表、2022年にピークを迎えていなければならなかった10名
そうしたなかで柴崎は、日本の強みでもあった中央での崩しが減り、サイド一辺倒になってきていると感じているようだ。