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 規格外の野菜を有効活用しようと、滋賀県彦根市の農業会社と立命館大食マネジメント学部(滋賀県草津市)の学生がホウレンソウやコマツナを使った商品を開発し、滋賀県内で販売している。学生は発案だけでなく、加工・販売先の選定まで関わった。同社は「若い発想が生きた6次化製品に仕上がった」と、販売拡大や新たな商品開発に意欲を示している。

【写真】規格外のホウレンソウやコマツナ→パンケーキミックスやジェノベーゼソースに!

 学生と連携したのは農業会社「あいふぁーむHIKIDA」。同社によると、大きくなり過ぎるなどして規格外で出荷できないコマツナやホウレンソウが年2トンほど発生し、廃棄することもあったという。

 同社の疋田翔悟社長(38)が、学生時代に指導を受けた小沢道紀・同学部教授を通して学生に商品化の協力を依頼。昨年9月から学生有志13人が取り組んできた。

 完成したのは、ホウレンソウをペースト状にしたジェノベーゼソース(130グラム、918円)、粉末にしたコマツナを練り込んだスノーボールクッキー(7個入り、300円)、米粉とコマツナのパンケーキミックス(170グラム、702円)の3商品。

 学生たちは農作業体験をはじめ、製粉などの加工業者の選定、販売先との交渉にも関与。生産者から消費者まで意識して、商品パッケージや価格設定などを工夫したという。

 パンケーキミックスを開発した同学部3年の多賀千紘さん(20)は「廃棄される野菜から生まれたという商品のストーリーや、保存料不使用の安心感が強み」と商品をアピールした。

 スーパー「パリヤ」(彦根市)、近鉄百貨店草津店のほか、JA東びわこ直売所などでも販売している。問い合わせは、あいふぁーむHIKIDA090(5977)8534。

(まいどなニュース/京都新聞)