キャリアで成功を収めてほしい、世界中を旅して回るような野心を持ってほしい――親ならば、子どもの将来について親なりの夢を持っているはず。

ただし、ウィリアム王子キャサリン妃にとっては、状況はかなり異なる。3人の子どもたち、特に長男のジョージ王子の人生は、生まれたときからすでに決まっているから。

王室伝記作家のロバート・レイシー氏は、大きな将来が待ち受けているジョージ王子のために、ウィリアム王子とキャサリン妃が「できる限りの準備をしてあげたいと考えるのは当然のこと」だと指摘している。夫妻は実際に数年前から、そのことにますます力を入れてきたという。

レイシー氏は著書『Battle of Brothers』(原題)のなかで、ケンブリッジ公爵夫妻はジョージ王子が自らの将来を偶然に知り、混乱することがないよう、「自分たちが決めたタイミングで伝えたいと考えていた」と記している。

これは、ウィリアム王子自身が幼い頃から「無計画に」、周囲から聞こえてくる話などで自身の将来を知らされていたことに、不愉快な思いを持っていたためでもあるという。

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レイシー氏はまた、次のように述べている。「ジョージ王子にこのビッグニュースをいつ、どのように伝えたか、ウィリアム王子は明かしていません。いつか、ジョージ王子が私たちに教えてくれるかもしれません」

なお、ジョージ王子が自らの運命について知らされたのは、2020年の夏、7歳の誕生日の前後だったのではないかとされている。国王としての(国に対する)「奉仕と責務」について、両親からより詳しい説明を受けたとみられているとのこと。

ジョージ王子は世界で最も有名な子どものひとりであるにもかかわらず、両親のおかげで、どちらかと言えば“普通”の子ども時代を過ごしてきた。ケンブリッジ公爵夫妻は、ジョージ王子が間もなく果たしていくことになる役割について、ゆっくりと少しずつ、それでも確実に、教えてきたとみられている。

元王室担当記者のダンカン・ラーコム氏は『OK!』誌に、「ジョージ王子は自らの運命について、理解し始めたばかりです。ですが、キャサリン妃はそのための道筋について、以前から計画を立ててきました」と語っている。

それががわかる例のひとつとしてラーコム氏は、2021年7月に行われたUEFAユーロ2020(サッカー欧州選手権)の決勝戦に、ジョージ王子が初めて大人と同じようなスーツを着て、両親と一緒に姿を見せたときのことを挙げている。

その姿は「本当に印象的でした」と述べ、さらに次のように付け加えている。

「夫妻がなぜ、“普通の8歳の子どものように”イングランドのユニフォームを着せなかったのかと不思議がる人たちもいました」「ウィリアム王子は実際そうさせたいと思っていたようです。ですが、NOと言ったのは、元は民間人だったキャサリン妃です」

「彼女はジョージ王子に、公務のときには普段と違う態度を取る必要があることを教えたのです…ロイヤルとしての“鎧を身につける”ことを、学ばなければならないと」

From COSMOPOLITAN UK