「5月中旬にクランクインするそうですが、これまでほとんど出演することのなかった低予算映画。現場を止めてしまいがちな人なので大丈夫かと……」

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 と、民放スタッフが心配するのは俳優の竹野内豊だ。

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悩み過ぎる性格…スタッフから心配する声も

「50歳を節目とし環境を変えてみたい」とコメントし、昨年末で26年間所属した大手事務所「研音」から独立した竹野内。

「HPやSNSがないことから、『仕事の連絡ができない』と報じられました。ただ実際は研音が現在のマネージャーである竹野内の姉の連絡先を教えるなどして、対応している。姉は芸能に関しては全くの素人ですが、竹野内クラスになれば、入ってくる仕事をさばくだけで充分で、窓口としていてくれればいいということでしょう」(芸能プロ関係者)

 実際、既に2本の主演映画が決定。5月中旬にクランクインし、独立後第1作となるのが『唄う6人の女』という作品だ。


私生活では独身を貫く

「森林の伐採問題など、環境保護やエコロジーがテーマですが、笑いの要素もあるファンタジー作品です。監督は『オー!マイキー』という登場人物全てがマネキンのシュールなドラマでカルト的な人気を集めた、映像作家の石橋義正氏です」(映画業界関係者)

 2011年には主演の山田孝之が3役をこなした映画『ミロクローゼ』を撮っており、今作にも山田が出演。竹野内が「石橋さんの作品に出たい」とラブコールを送って、実現した。だが、冒頭のスタッフのように心配する声も。原因は竹野内の悩み過ぎる性格だ。

現場で度々起こった“竹野内待ち”

「彼は優柔不断な性格で、オーケーが出たシーンでも後々まで悩んで、監督に『さっきのシーン、やっぱりこうしたほうがいいと思うんだけど、どう思う?』と、撮り直しをさせることがある。現場にマネージャーがいれば、スタッフもマネージャー経由で要望を伝えやすい。でもフリーの役者はマネージャーを付けず一人で来る人もいるので、スタッフは逆にやりづらい」(前出・民放スタッフ)

 もう1本の主演作は、昨春のフジ月9ドラマ『イチケイのカラス』の映画版だ。

「今年8月にクランクインし、来年公開予定です。刑事裁判官役の竹野内さんのほか、同僚役の黒木華さんや小日向文世さんら、主要キャストが引き続き出演します」(ドラマスタッフ)

 平均視聴率12.6%と高視聴率を獲得した『イチケイのカラス』だが、ドラマの現場では“竹野内待ち”が度々起こったという。

決して悪気があるわけではない

「セリフが出てこないんです。法律用語が多いせいもありますが、長台詞だと最低でも1、2回、多いと6、7回NGを出す。そのたびにマネージャーに『ちょっと台本見せて』と確認するのですが、悪びれもせず難しい顔で悩みながら時間をかけるので、現場の流れが止まってしまう。本人も自分の楽屋に引きこもりがちでした」(同前)

 古くから竹野内を知る人物はこうフォローする。

「彼はむしろ自宅で深夜まで台本を読み込んでしまうことで遅刻したり、現場でセリフが飛んでしまうタイプ。真面目でいい加減に出来ないがゆえに、悩み過ぎて周囲に迷惑をかけてしまう。決して悪気があるわけではないんです」

 あとは作品の出来で裁かれる。

(「週刊文春」編集部/週刊文春 2022年5月19日号)