レベル・ウィルソン

 ぽっちゃり体形を活かして大活躍していたレベル・ウィルソン(42)が、ダイエットを宣言したのは2020年。それから数年の間、減量に励み、なんと80ポンド(約36キログラム)落とすことに成功した。周囲から反対されながらも、ダイエットを成功させたレベルが、やせることを決意したきっかけやその想いを明かした。

◆不妊治療の担当医から言われた決定的な一言

 今月からNetflixで独占配信されている映画『シニアイヤー』で主演を務めるレベルは、このたび米ピープル誌に登場。2020年にダイエットを始めるきっかけとなった出来事について語った。

「担当医が私を上から下まで見てこう言ったの。『あなたはもう少し健康的になった方がいいですよ』ってね。これには引いたわ。『この人なんて失礼なの』って思った。けど、彼は正しかった。私は余分な重量を運んでいたわけだから。自分にとって何が必要なのか、あまり考えていなかったのね。将来、子供ができたときに何が必要かを考えて、健康的になろうって決めたの」

 レベルは、排卵障害の一つである多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)と診断され、数年前から不妊治療をしている。その治療の段階で、担当医から「健康的になること」を勧められたというのだ。ふくよかな体型を活かして人気スターとなり、自身の体格にも満足していた本人にとっては、最初は医師の言葉を「失礼」だと感じていたという。けれども、体重を落とすことで、卵子を収穫、凍結するチャンスが増すと言われたことで、痩せることを決意したそうだ。

◆体重よりも大切なこと

 担当医からアドバイスされたレベルは、その翌年の2020年を「健康な年」にすると宣言。食事療法やエクササイズ、メンタルセラピーなど多角的なプログラムを行う施設を訪れて、本格的にダイエットを実践するようになった。

 いつか母親になりたい。その一心から始めた減量だったが、実は以前から自分の食生活で気になるところがあったという。それは「感情的摂食」。お腹が減ったから食べるのではなく、ストレスがたまったときに、負の感情から気を紛らわすために過食してしまうことだ。

「特定の体重になることを目指していたわけではなかった。とにかく一番健康的な状態の自分になりたかった」

「感情的な問題に取り組むことだった。私は気を紛らわすために食べてしまうから」

 こう語るレベルは、かつての自分のふっくら体型にも満足していたとか。けれども、何か嫌なことがあると食べ過ぎてしまう自分に気が付き、体重のこと以上に、自身の感情に向き合うことが重要だと気が付いたとも明かす。

「たくさん泣いて、物事を分析して。今までそんなことをしたことは一度もなかった。私の人生について書かれた何かを読んだ人たちは、素晴らしいことをたくさんしてきたねって言ってくれる。それなのに、なぜ私は自分に価値がないと思ってしまうのか。それを理解するのは難しい。今、克服しようとしているところよ」

◆ダイエットすることに猛反対した人も…

 ここ数年、前向きにダイエットに取り組み、体も心もスッキリとしたレベル。けれども元々は、ふくよかな体格を生かしたぽっちゃり女優として、数々の映画で活躍していた。映画『ピッチ・パーフェクト』シリーズでは、「ファット・エイミー(太っちょエイミー)」の役柄で親しまれ、その後も『ロマンティックじゃない?』などの映画で主人公の女性をコミカルに演じてきた。

 ただ、ぽっちゃり系の3枚目俳優として絶大な人気を誇るようになったレベルだけに、ダイエットを決断したときには、周囲から猛反対されたのだとか。昨年、英BBCのインタビューに答えた際には、「太ったキャラで大金を稼いできたから、周囲からなぜダイエットなんてするんだ? と言われた」とマネジメント側から反対されたことを明かしていた。

「売れるためにやせろ」と言われるファッションモデルや俳優も多いというが、レベルはむしろその逆。売れているから「やせるな」と言われたというのだ。けれどもレベルは、自分が健康でいるために、変わることを決意した。そしてファンの人々にも、自分の体を愛し、健康的でいて欲しいと訴える。

「社会には、外見に対する偏見が存在する。それは正しくない。最悪だし、フェアじゃないわ。もし誰かが自分の体を愛せないとしたら、それは悲しい事だと思う。どんな体型でも自分の体をたたえてほしいし、健康的であってほしい」

 どんな体型であれ、自分の心と体が健康でいられることが、何より大事だ。

<文/BANG SHOWBIZ、女子SPA!編集部>