DeNA・三浦大輔監督【写真:町田利衣】

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セ・リーグ2冠の村上をピンチで申告敬遠せず「勝負」を選択も…

■ヤクルト 5ー3 DeNA(22日・横浜)

 DeNAは22日、本拠地・横浜スタジアムで行われたヤクルト戦で、相手の8安打を上回る11安打を放ちながら3-5で競り負けた。17勝23敗の借金6、4位・中日に1ゲーム差の5位で、24日からセ・パ交流戦に突入する。

 初回から7回まで毎回走者を出しながら、複数得点のイニングをつくれなかった拙攻も痛かったが、守りでも悔やみきれない1球があった。1-3の2点ビハインドで迎えた5回。ドラフト1位入団で2年目の右腕・入江大生投手が2番手として登板した。四球で歩かせた山崎に二盗を許し、2死二塁で4番の村上を迎える。相手は本塁打、打点の2部門でリーグトップのスラッガーだけに、申告敬遠も考えられる場面だったが、ベンチはバッテリーに託した。

 カウント1-0から、入江が投じた2球目のストレートは153キロを計測したが、いかんせん真ん中高めの甘いコースへ。村上が一閃した打球は、右翼手・神里の頭上を超え、DeNAにとっては痛恨の適時二塁打となった。

 三浦大輔監督は「あそこは勝負」とした上で、「あれだけのバッターですから、ああいうコースに失投すればやられる。ああいう場面の1点の重みはベンチも感じていますし、本人にはもっと感じてもらわないといけない」と入江に苦言を呈した。そして、「間違ってはいけない方向へ失投したと思います」と絞り出すように言い添えた。制球ミスをしたとしても、ボール球になるくらいの慎重さが必要ということか。

 今季はシーズンを通して、一発長打頼みから機動力や小技を絡めた効率の良い攻撃への変換を目指しているDeNA。チーム防御率がリーグワーストの4.26という投手陣にも、きめの細かさが求められている。

 昨季のセ・パ交流戦では、球団史上最高タイの3位と大健闘した。「徐々にケガやコロナから選手が戻ってきていて、交流戦から戻ってこられる選手もいる」と三浦監督。「選手、コーチ、スタッフともう1度、気持ちをひとつにして臨みたい」と声を張った。上昇のきっかけをつくれるか。(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)