FaceTimeやLINEなどビデオ・音声通話が可能なコミュニケーションアプリが多数存在するため、「通常の通話機能はほとんど使わなくなった」という人も多いはず。これらのVoIPアプリを利用する場合、ある設定を有効にすることで音質が向上すると海外メディアのThe Vergeが報じています。

Apple’s hidden Voice Isolation setting makes video and audio calls sound better - The Verge

https://www.theverge.com/23123578/apple-voice-isolation-facetime-calls

iOS 15およびmacOS Montereyには、通話時のオプションとして「声を分離」がひっそりと追加されています。The Vergeによると、空間オーディオに対応したアプリはすべてこの「声を分離」に対応しているとのこと。しかし、この「声を分離」は見つけることが難しく、利用できるのは通話中のみ。

iOS端末で「声を分離」を利用するには、ビデオ・音声通話時にコントロールセンターを開き、「マイクモード」をタップ。

そして選択肢の中から「声を分離」をタップすればOK。なお、「声を分離」のオプションはマイク付きのイヤホンなどを使用している場合のみ利用可能です。

「声を分離」を有効にすると、デバイスはバックグラウンドノイズを除去するために、マイクが拾う音声を積極的に処理します。例えばiPhone 12で「声を分離」を有効にすると、20フィート(約6.1メートル)離れた場所にいる犬の鳴き声などが完全に消えた状態で聞き手側に届けられることとなります。また、屋外ならば交通音などを完全に消すことが可能。MacBookで「声を分離」を利用すれば、ファンやキーボードの音を完全に消して相手と通話することが可能です。

The Vergeによると「声を分離」を利用すると、通話の音質が「FaceTimeやZoomなどの通話アプリを介して通話しているかのような『処理された音質』に変わる」とのこと。

「声を分離」オプションを初めて使用したユーザーからは、「私は『声を分離』というオプションがiPhoneとAirPodsで利用可能であり、これが非常にうまく機能することを知りませんでした。使用者側は何も変化ありませんが、聞き手側は信じられないほど素晴らしい音質になります。この機能が自動的に有効にならないことに驚いています!」という賛辞が送られています。

なお、「声を分離」はiOSの「設定」アプリなどから有効にすることができる機能ではなく、あくまで通話時にユーザーが毎回自身の手で有効にする必要があるという機能。そのため、設定の存在を知らなければ使うことができないというのが難点です。また、あらゆる通話アプリがこれに対応しているわけではないという点にも「注意が必要」とThe Vergeは指摘しています。