先月末からの発熱者は累計で約197万8230人に上る。このうち約123万8000人が完治、約74万160人が治療を受けているという。死者数は累計63人となった。
朝鮮労働党は17日に開催した政治局常務委員会で、状況は好転傾向だとしながら、感染拡大に自力で対応できるとの自信を示した。
だが、韓国の当局と専門家は北朝鮮が発表した統計に懐疑的だ。北朝鮮では検査キットなどが不足し、感染者ではなく発熱者として患者数を集計しており、実際の感染者と死者数は発表より多いとみられる。韓国の情報当局は、死者の累計が発表数の5〜6倍に上ると推定しているようだ。
北朝鮮が公表した発熱者数は12日が1万8000人、13日が17万4440人、14日が29万6180人、15日が約39万2920人、16日が約26万9510人、17日が約23万2880人、18日が約26万2270人となっている。