かつてはASローマやユヴェントスで活躍したものの、その後移籍したバルセロナではほとんど出場機会を得られなかったピャニッチ。2020-21シーズン、同選手が記録した1試合平均のプレイタイムはわずか43.17分(30試合出場、1295分)。ユヴェントスでは中盤の核を担っていた彼だが、バルセロナのサッカーに適合することはできず。ロナルド・クーマン監督との確執も噂され、結果的にはたった1年でレンタルに出されることとなってしまった。今季はベシクタシュで主力としてプレイしたものの、その存在感は徐々に薄まっていたと言っていい。
しかし、そんななかでピャニッチの獲得に興味を示すクラブがセリエAにある。そのクラブとは、ルチアーノ・スパレッティ監督率いるナポリだ。ピャニッチとスパレッティ監督は2015-16シーズンにローマで共闘した経験があり、同監督はその頃からこのテクニシャンを非常に高く評価していたという。それもあって、ナポリの指揮官は来季の新たな戦力としてピャニッチの獲得を望んでいるようだ。
伊『Leggo』によると、バルセロナとの現行契約は2024年までとなっているピャニッチ。だが、ナポリは高額な移籍金の発生を避けるためにレンタル移籍による確保を画策しているという。はたして、そんなピャニッチだが、彼は来季イタリアへと帰ってくることとなるのか。その動向には注目しておきたい。