阪神・矢野燿大監督(写真:アフロスポーツ)

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阪神が2022年5月17日のヤクルト戦(神宮)で逆転サヨナラ負けを喫し、今季2度目の3連勝はならず。借金13の最下位で今月19日にも自力優勝の可能性が消滅する。

本命視されるのは岡田彰布

接戦で逃げ切れない。今季の阪神を象徴する試合だった。5回に糸原健斗の1号右越えソロで先制。先発の西勇輝が6回4安打無失点の快投で7回から継投策に入ったが、守護神・岩崎優が誤算だった。9回1死一、三塁から青木宣親に右中間へ同点適時二塁打を浴びると、続くホセ・オスナにサヨナラの右犠飛を許した。だが、岩崎は責められない。4月中旬から守護神に回り安定した投球を続けてきた。12試合連続無失点だったが、昨年9月30日広島戦以来の黒星を喫した。

今季の1点差ゲームは5勝14敗と大きく負け越している。裏を返せば、僅差の試合で競り負けている試合が多く、他球団に戦力で劣っているわけではない。矢野燿大監督は今季限りでの退任を公言している。なかなか上昇気流に乗れず低迷している現状で、メディアの関心事は「次期監督」に移行している。

「まだペナントレースは3分の1も消化していませんが、今の戦いぶりだとリーグ優勝どころかCS圏内に入るのも厳しい。次の監督がチームをどう変えるか。本命視されるのは阪神、オリックスで監督経験がある岡田彰布氏です。優勝経験があるし、人心掌握術にも長けている。平田勝男2軍監督も有力候補ですね。OBの藤川球児氏、鳥谷敬氏が候補に挙がりますが指導者歴がないので、いきなり監督に据えるよりコーチとして入閣するのが現実的だと思います。ミスタータイガースの掛布雅之氏はファンから待望論が強いですが、以前に2軍監督をしていた時に金本知憲前監督と方針の違いで退団した経緯を考えるとオファーは出しにくい。個人的には阪神、ロッテでコーチ歴がある今岡誠氏も候補だと思います。野球に対しての知識が深く、冷静沈着でリーダーの資質がある」(スポーツ紙遊軍記者)

外部招聘では元中日監督・落合博満氏の名前が各メディアで報じられているが、現実味はどうだろうか。

「本気でチームを強くするなら考えられる人選ですが、フロントが落合さんを選ぶことはイメージしづらい。ファンサービスに協力的でないイメージが強いのでどう捉えるかですね」

球団OBに託してチーム再建か、それとも外部の血を入れるか――。(中町顕吾)