この連載も、今回で400回になりました。これだけ長く続けることが出来たのは読んでくださっているみなさまのおかげです。本当にありがとうございます。

さて、今回は区切りの回なので「日本サッカー界の現状」について語りたいと思います。

日本はJリーグがスタートした1993年から考えても、連載がスタートした2014年3月4日に比べても大きく成長しました。J1からJ3まで58クラブが競い合うようになっただけでなく、カズさんの移籍でJFLや地域リーグにも注目が集まっています。初代チェアマンの川淵三郎さんがおっしゃっていた、地域に根ざしたクラブが具現化していると言えるでしょう。

選手も次々にヨーロッパに移籍する、しかも五輪で世界に売り込んで飛び出していくのではなく、五輪前から海外で活躍するという、世界標準になってきました。日本代表が海外組だけで組めるようになったというのも進歩を物語っていると思います。

一方で、日本代表はどうでしょうか。

現在、日本代表はワールドカップのベスト16の壁を何とか突破しようと努力しています。ですが、よく考えると最初にベスト16に進出したのは2002年なのです。自国開催に加えて急激な成長を果たしたことでグループリーグは突破しましたが、その後の成績は当時と変わりません。

しかも1998年や2002年は、ワールドカップに日本代表が出場しているということだけで世間の注目は集まりました。ですが「ワールドカップには出場して当たり前」という雰囲気になっている今、多くの人に関心を寄せてもらえるワールドカップでどれだけの成績を残せるかというのは、より大切になっています。

2014年ブラジルワールドカップは、世間から大きな期待を寄せられながらグループリーグ敗退となりました。その後しばらくサッカー熱が冷えたのは間違いありません。今年は初めてベスト16に進出してから20年。ここでベスト8まで行けば、日本サッカーに新しい光が見えてきます。その光を目指して日本代表には頑張ってほしいと思います。