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日本一連覇を目指す若き主砲が痛い出遅れとなった。チームで陽性反応が出るのは7人目。キャンプインも間近に控えることから、今後の調整への影響が心配される。
村上にとっては、2度目のコロナ出遅れとなった。昨年も、宮崎県内で自主トレ中だった1月にコロナ陽性が判明。病院に入院後、春季キャンプは本隊と別メニューで始動した経緯があった。
昨年は若き主砲として全143試合に4番で出場、初の本塁打王に輝くなど飛躍の年となった。迎えた今季はチームにとっても悲願の日本一連覇を目指し、さらなる上積みを狙っていたが、最初からつまづくことになった。そして村上に関しての不安材料はこれだけではない。
「昨年は11月の最後まで戦うという異例のシーズンとなりました。ポストシーズンまで戦った各チームにとっては長いシーズンを戦った選手の疲労をいかに取るかが、大事となる。それでなくとも村上は夏季五輪にも出場し、オフも引っ張りだこでしたから、体を休めれられたのかが心配です」(放送関係者)。
昨年チームがオリックスを下し、日本一に輝いたのは11月27日。選手たちの吐く息も白くなる中、歓喜の瞬間を迎えた。その後は休む間もなく、表彰式ラッシュや数々のTV出演をこなした村上。オフの自主トレ公開時には「すべてのタイトルを取れるなら取りたい。去年よりさらにいい成績を残すことは絶対条件」と高い目標も掲げていただけに今回の出遅れがシーズンにどのような影響を及ぼすかが注目される。
チームにとっても絶対4番の調整がチームの浮沈にも関わってくるだけに、今回の事態は頭が痛いだろう。早期回復を祈りたい。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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