大賞を獲得したのは、『パーパス経営』(名和高司 著/東洋経済新報社)だ。同書は、国内外の企業の変革に関わってきた著者が、資本主義に代わるものとして、「ヒト」の志(こころざし=パーパス)に基づく「志本主義(パーパシズム)」を提言。このパーパス重視の経営戦略について解説した一冊。
今回のトップポイント大賞において、名和高司氏の著作は第3位にもランクインしている(『稲盛と永守』日経BP・日本経済新聞出版本部)。
『パーパス経営』に投票した読者からは、「これからの経営には利益追求のみならず、環境面も重視した経営が重要であると腹落ちした(50代・男性)」「資本主義の次に来るものに関心があったので、志本経営、論語と算盤、新SDGsが、次のヒントとなった(60代・男性)」といったコメントが寄せられている。
2021年下半期「トップポイント大賞」ベスト10冊は以下の通り。