夫が私に触れない…虚しさを覚えた人妻の「不倫にハマったきっかけ」【前編】

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結婚しても、子どもができても、ずっと“女”でありたい…。女性がそう願うのは当然のこと。しかし中には、夫婦関係などが原因でその思いが満たされず、不倫の道に足を踏み入れてしまう女性もいるのだとか…。今回は、結婚によって裕福な暮らしを手に入れたものの、結局は不倫に走ってしまった真紀さん(28歳)のエピソードを紹介します。

結婚を機に手に入れた“医者の妻”の座

「私が結婚したのは、25歳の時。夫は医師です。私自身、あまり裕福ではない家庭で育ち、かなり苦労したこともあり、結婚するなら絶対にお金を持っている相手と決めていました。

ですから大学を卒業してすぐに婚活に本腰を入れ、ハイクラスの男性が集うような婚活パーティに積極的に参加していました」

そうして真紀さんは、慎さんと出会いました。慎さんは、12歳年上の勤務医。かなり年齢差がありますが、真紀さんにとって結婚相手の優先事項は、年齢や外見よりもお金に苦労しない暮らしを手に入れること。

すぐに慎さんに狙いを定め、交際、そして結婚まで駒を進めるのにさほど苦労はしなかったと言います。

「結婚を機に、都内の一等地のタワーマンションに暮らし始め、最初は満足していました。単なるお金目当てで結婚したと思われがちですが、ちゃんと愛情もあったし、幸せだったんです。仕事はしなくていいと言われたので、結婚と同時に専業主婦になりました」

夫婦のレス問題に悩み始めて…

「ところが夫は仕事が激務で、家にいる時間が極端に少ない人で…。せっかく帰ってきても疲れてすぐに寝てしまうこともあるし、そもそも彼はかなり淡白なタイプでした。気づけば結婚して3年も経たないうちに、セックスレスになっていました」

結婚3年ほどで、倦怠期やセックスレスに陥る夫婦は非常に多いとはいいます。それでも真紀さんは、一生懸命自分から誘ったりして努力を重ねていたそう。しかし夫は、疲れているからといって相手にもしてくれません。

「そんな日々を過ごしながら、どんどん虚しくなっていきました。25歳で結婚したので、3年経ってもまだ28歳。同級生の女友達は彼氏とラブラブなのに、私は何をやっているんだろうって…」

次第に真紀さんは、自分には女としての魅力がないのかも…と気にするようになったといいます。大学時代の同級生・紗江子さんから突然連絡があったのは、そんな矢先のことでした。

たまたま近所に引っ越してきた彼女と、久しぶりに会ってお茶でもしようということになったのです。そんな紗江子さんも既婚者。うっぷんが溜まっていた真紀さんは、紗江子さんに夫婦関係の愚痴をこぼしました。

すると彼女は、驚くべき言葉を口にしたのです。

夫に内緒で始めたマッチングアプリ

「なんと紗江子も、少し前までセックスレスで悩んでいたらしいんです。でも彼女は、マッチングアプリで出会った男性と付き合い始め、欲求を満たすことができたんだとか。『真紀もマッチングアプリやってみなよ』と言われて、その日の午後、さっそくアプリをダウンロードしてしまいました」

こうして、夫に秘密でマッチングアプリを始めた真紀さん。最初はいいね! を押すことにすら抵抗がありましたが、一度マッチングしてしまうとハードルが下がり、どんどんハマっていきました。

「夫と結婚した時には年齢や外見は妥協しましたが、アプリには同世代や年下のイケメンがたくさんいるのも楽しくて…。メッセージのやり取りをしているだけでも心が満たされたので、最初は実際に誰かと会う気はなかったんです。でも顔がタイプど真ん中の男性とマッチングしてしまって。彼と一度会ってみることにしました」

年下彼氏との秘密の交際

その男性は、悠人さん。24歳の大学院生です。夫と年齢がひと回り以上離れているだけあって、その若さが真紀さんには新鮮でした。母性本能をくすぐるような可愛いタイプの超イケメンです。

しかも、専業主婦の真紀さんにとって、学生の悠人さんとは昼間のデートができるというのも丁度よく、二人は何度もデートを繰り返し、深い仲になっていきました。

「既婚者であることは隠しておらず、悠人もそれを承知のうえで私と付き合っていました。悠人と会うようになってから、乾いていた心が満たされていきましたね。でも、離婚する気はありませんでした。この暮らしを絶対に手放したくはないので」

こうして年下の彼氏と不倫しながら、家では良き妻の仮面をかぶり、何食わぬ顔で夫に接していました。世間的には医者の妻という、人からうらやましがられる暮らしを手に入れ、同時にイケメンの年下彼氏との甘い恋愛を楽しむ日々。真紀さんは「ようやく全てを手に入れた」気分だったと言います。

ところがそんな幸せは、長くは続かなかったのです。

夫から“女”としてみてもらえないことは、妻にとっては辛いこと。しかしだからといって迂闊に不倫に手を出してしまうのは、全てを失うリスクが伴います。誘惑に負けて軽率な行動をとってしまうと、思わぬ結果が待ち受けているかもしれません。

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取材・文 小泉幸