初代
Xboxが発売された2001年当時、
Xboxの開発に携わり「
Xboxの生みの親のひとり」とも呼ばれるシェーマス・ブラックリー氏が、ゲームについて「ゲームはオナニーのようなもの」と発言しました。このことが原因でMicrosoftを解雇されるところだったことを、ブラックリー氏が明かしています。
Xbox Creator Nearly Fired For Saying Gaming Like Masturbating
https://kotaku.com/xbox-seamus-blackley-masturbating-fired-2001-1848405158
事の発端となったのは、とあるTwitterユーザーが経済紙・Bloombergの記者であるディナ・バス氏に送った「ゲームはマスターベーションのようなものです。誰もがそれを行いますが、誰もそれについて話したがりません」というツイート。
このツイートに対して、バス氏は「このツイートは初代
Xboxが発売される数週間前の2001年秋に、シーマス・ブラックリー氏が発言した内容を引用したものです。私が言いたかったのは、ゲームが今では主流となっていますが、当時はもう少し隠されたものだったということです」と返信し、この発言はブラックリー氏の過去の発言であったと言及しています。
これに対して、ブラックリー氏は「この発言のせいで私はMicrosoftから解雇されるところでした」とツイートし、過去にこの発言を行った際にMicrosoftから解雇される危機に陥っていたことを明かしています。
ブラックリー氏は「この発言の引用が東側諸国の雑誌に掲載され、Microsoftの保守的な幹部の配偶者がその発言を目にしたことで、問題となりました。私は四号館に呼び出されました」とも語っています。
ブラックリー氏は「ゲームはオナニーのようなもの」という発言について過去にも言及しており、2019年にはバス氏に向けて「あなたが知っている通り、私はこの発言が原因で多くのトラブルに巻き込まれました。
Xboxがパイオニアであったマルチプレイヤーによるオンライン上でのゲームプレイに関する発言でしたが、スティーブ・バルマーとビル・ゲイツは私の発言に非常に腹を立てていました」と語っています。
ブラックリー氏は「解雇されるところでした」と語っているものの、実際にこの発言が原因でMicrosoftを解雇されるという事態には陥っていません。その後、初代
XboxはPlayStation 2ほどの成功を収めることはできませんでしたが、その他の
Xboxシリーズのゲーム機よりもはるかに大きな成功を収め、Microsoftのゲーム部門は2022年にActivision Blizzardを買収するに至っています。
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