Gmailやカレンダー、ドキュメントなどで構成される企業・法人向けのスイート「Google Workspace」のうち、何度かのリニューアルの中でも残されてきた、一部機能を制限した無償版G Suiteが2022年7月1日をもって完全に終了することがわかりました。

'G Suite legacy free edition users' have to pay for Workspace - 9to5Google

https://9to5google.com/2022/01/19/g-suite-legacy-free-edition/

Google will make free ‘legacy’ G Suite accounts pay for its office apps starting in July - The Verge

https://www.theverge.com/2022/1/19/22891509/g-suite-legacy-free-google-apps-workspace-upgrade

Google to free G Suite users: Pay up or lose your account | Ars Technica

https://arstechnica.com/gadgets/2022/01/google-tells-free-g-suite-users-pay-up-or-lose-your-account/

「Google Workspace」はもともと2006年に「GoogleApps for Your Domain」の名称で始まったサービスで、開始からしばらくはベータ版として無償で利用可能でした。

2011年にサービス開始から5年が経過したということで、新規登録でユーザー数が10人以上の組織は有料プランでの利用が必要となり、翌2012年にはユーザー数を問わず、新規登録時の無料利用はできなくなりました。

しかし、2012年の新規受付終了後も、以前からの無料ユーザーはサービス一新などでも変更を受けることなく「従来の無償版G Suite」として無料のままで利用することができていました。

今回わかったのは、この「従来の無償版G Suite」が2022年7月1日をもって終了するというもので、該当するユーザーは、それぞれ必要なサービスに応じたGoogle Workspaceのプランにアップグレードすることを求められています。サービス終了は7月ですが、アップグレード先のプランは2022年5月1日までに選択する必要があります。なお、少なくとも2022年7月1日までは新たなサブスクリプションプランを無料で利用できるとのこと。

従来の無償版 G Suite からのアップグレード - Google Workspace 管理者 ヘルプ

https://support.google.com/a/answer/60217

アップグレードを実施しなかった場合、アカウントは一時停止され、60日が経過するとGmailやMeetといったコアサービスを利用することができなくなります。

ニュースサイトのArs Technicaは「Googleは『Google データ エクスポート』で一部のデータをエクスポートできると主張していますが、お金を払いたくないという場合に、個人向けのGoogleアカウントを同じように再構築するのは困難です。(無償版G Suiteは)ほぼフル機能のGoogleアカウントであり、本や映画、音楽、アプリなど購入したコンテンツをエクスポートする方法はありません。無償版G Suiteアカウントを利用していた場合、支払いを開始する以外の選択肢はほぼないでしょう」とコメントしています。