Aさんからは、「ケンさん」と呼ばれ、親しまれていたという門倉氏。失踪も、“不器用” な性格ゆえなのか

 昨年5月以降、計3度にわたる失踪騒動で世間を騒がせた中日ドラゴンズの元二軍投手コーチ・門倉健氏(48)。中日は、1度めの騒動を受け、5月26日に退団を発表。不可解な失踪劇はワイドショーでもたびたび報じられた。

 8月には、「週刊文春」に北陸地方の海の家で働いている様子を報じられたが、それ以降、再び行方知れずになっていた。

 そんな門倉氏が、昨年11月28日、騒動以来初めて公の場に姿を現わしていた。近畿地方でおこなわれた少年野球大会の始球式に “登板” していたのだ。少年野球チームの保護者の一人、Aさんが語る。

「門倉さんはアントニオ猪木の入場曲に乗って登場し、直球をど真ん中に投げ込みました。子供たちからは、歓声が上がっていましたよ。終始楽しげな様子で、写真撮影やサインにも気さくに応じていましたね。

 皆さんも報道のことは知っていましたが、門倉さんのあまりのいい人ぶりに、『すばらしい人やなあ』と口を揃えていたほどです」

 Aさんは、この始球式の数カ月前に門倉氏と知り合い、息子に野球の指導をしてもらうなかで、親交が深まっていったという。

「私の自宅の横に投球練習場があるのですが、そこで4人の小学生に指導をしてくれました。体の大きい子に対しては、『長身なら、なおさら体を大きく動かしなさい』とアドバイスしていました。

 いつも親身になって教えてくれるので、『門倉さん、これ、お金取ってやったほうがいいですよ』と言うと『いや、僕はそういうことはもうしないんです』と話していました」(同前)

 2歳下のAさんには親近感を覚えたのだろう、失踪当時の心境を明かすこともあったという。

「『失踪したときは、本当に頭がおかしかった。人が信用できなかった』とか、遠くの山を見ながら『富士山の樹海に入って本気で死のうと思ったんです』などと話をしてくれて。今はどう思っているかわからないですけど、『できることなら野球界に復帰したい』とも言っていました」(同前)

 年始の挨拶は来たそうだが、始球式以降は会っていないというAさん。本誌は、そんな門倉氏の姿を1月13日、埼玉県内で目撃した。門倉氏を知るプロ野球関係者が明かす。

「門倉さんは今、妻のいる自宅には戻らず、実家にいます。これまで、奥さんが門倉さんに対して『親とは会うな』と言っていたらしく、彼が両親と会うのも数年ぶりだったようです。お金は奥さんが管理しているので、彼は今、経済的に苦しんでいるのではないでしょうか。

 じつは現在、奥さんとの間で離婚調停が進んでいます。以前から、奥さんのことは『あまり好きじゃない』『家には帰りたくない』とこぼしていましたからね……。昨年末に話がまとまる予定でしたが、離婚成立までもう少しかかるようです」(同前)

 本誌は、現在の生活ぶりや失踪した原因、妻との関係などを尋ねようと門倉氏を直撃したが、終始無言を貫き、実家へと戻っていった。

 少年野球の始球式で、たった1球の “投手復帰” を果たした門倉氏。Aさんに語った、球界復帰の夢がかなう日は来るかーー。