インドネシア・スマランの大学で撮影に応じるスルタン・グスタフ・ゴザリさん(2022年1月14日撮影)。(c)Daffa Ramya Kanzuddin / AFP

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【AFP=時事】インドネシアの大学生が自撮り写真のコレクションを非代替性トークン(NFT)化して販売し、その売り上げが合計100万ドル(約1億1400万円)を超えたことがインターネットで話題となっている。

 中部スマラン(Semarang)の大学でコンピューターサイエンスを学ぶスルタン・グスタフ・ゴザリ(Sultan Gustaf Al Ghozali)さん(22)は5年間ほぼ毎日、パソコンに向かう自分自身の姿を撮影してきた。

 1000枚近くになるこれらの写真を使い、大学卒業に合わせてタイムラプス動画を作成するつもりだった。

 しかし、ブロックチェーン技術について学んだことをきっかけに、「ゴザリの毎日」と題してNFTの売買プラットフォーム「オープンシー(OpenSea)」に写真をアップロードした。

 ゴザリさんは「写真を欲しがる人がいるとは思わなかったので、価格は3ドル(約340円)に設定した」という。

 ゴザリさんは昨年12月からアップロードを始めたが、先週、有名シェフが写真を購入し、自身のソーシャルメディアでゴザリさんを紹介すると売り上げが急増。それから数日間で400人以上が無表情なゴザリさんの写真の所有権を購入し、需要増に伴って14日には1枚の価格が暗号資産(仮想通貨)価格で0.247イーサリアム(Ethereum、約9万1800円)となり、同日午後の時点でコレクションの売上合計は100万ドルを超える317イーサリアムに達した。

 ゴザリさんは11日のツイッター(Twitter)の投稿で、「今日は230枚以上売れた。今でもどうしてみんなが自分のNFT写真を買いたいのか理解できないよ! でも、ありがとう。5年間の努力が報われた」と感謝の意を伝えた。

 将来アニメスタジオを開くことが夢だというゴザリさんは、今回の売り上げを投資に回す意向で、今後も大学卒業まで毎日自分の写真を撮り続けるつもりだという。

【翻訳編集】AFPBB News

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