【ルック】ディオールがフォール 2022 メンズ コレクションを発表。ロンドンで開催されるメンズ初のショー
【ルック】ディオールがフォール 2022 メンズ コレクションを発表。ロンドンで開催されるメンズ初のショー
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絶え間ないイマジネーション、そしてクラフトの再解釈と新たな視点を称える。
旅をこよなく愛したムッシュ ディオールは、様々な文化、フレッシュな視点、そしてニュールックからインスピレーションを得ていました。アメリカは欠くことのできない存在であり、戦後のファッションにおけるディオールのフレッシュなビジョンと共鳴する新世界でした。また、クリスチャン・ディオールは文学の世界も愛していました。ケルアックやビート・ジェネレーションと交わることはなかったものの、その影響はメゾンのレガシーに浸透しています。イヴ=サン・ローランによるビートニクからインスピレーションを得たコレクションは、1960年代の到来を告げました。クチュール史上初のレザージャケットのコレクションを発表し、そのコレクションに名付けられた「シカゴ」の名称は、ケルアックがアメリカを放浪したロードトリップの重要な目的地の一つにちなんだものです。
カウンターカルチャーからクチュールへ。本コレクションは、アトリエと「ロード」を融合し、パリのクチュールメゾンが誇る技巧と、ミッドアメリカンなスポーツウエアのモダンでカジュアルな着やすさを組み合わせています。すべての道はディオールへと通じます。チェックのツイードや、バイアスカットのソフトなカレッジコートは、イヴ=サン・ローランとマルク・ボアンによるミッドセンチュリーのコレクションから着想を得たもので、ディオールの象徴であるテイラリングにしなやかな軽さを加えます。フェアアイルニットには、スパンコールが緻密に刺繍され、クロケ生地には“CD ダイヤモンド”ロゴが織り込まれています。1960年代のオリジナルのスカーフシルクも再登場し、様々なスカーフ**のグラフィックが、シャツやジャケットを装飾。ケルアック作品の初版本のジャケットイラストは、シルクとレザーにハンドペイント、もしくはプリントされ、文学をクチュールの言語で解釈しています。また、本コレクションに数多く登場するヴィンテージのウォッシュドデニムは、アメリカを最も象徴する生地である一方で、その名称は、Serge de Nîmes(ニームの織物)***から名付けられている通り、フランスを起源としています。
本コレクションは、ディオールのヘリテージとクチュールのテクニックに、未来のテクノロジーを融合したもので、ミッドセンチュリーのアメリカを象徴する先見的な精神からインスピレーションを得ています。テクニカルなシルクとリサイクルナイロンが、刺繍や優美なパステルカラーと組み合わせられ、メゾンのアーカイブから取り入れたディオール グレーがそれを引き立てます。アクセサリーには旅のテイストが漂い、「サドル」バッグのシルエットを横切るようにクライミング用のコードが取り付けられています。「ディオール オブリーク」モチーフはカーキとインディゴでユーズド感を醸し出し、クラシカルなブックキャリアは、iPhoneケースとしてリデザインされています。フットウエアからは、クラシックなダービー、ロープストラップサンダルに加え、新たにハイキングブーツが登場。クチュールのヘリテージが反映されたスパンコール刺繍のチェックやエキゾチックレザーの装飾は、実用性を考慮してデザインされています。
ロンドンで開催されるメンズ初のショーとなるフォール 2022 メンズ コレクションのランウェイショーでは、その序章として、キム・ジョーンズのロンドンの自宅の、貴重な初版や書籍を保管するライブラリーを再現した展示が行われ、古書店 ピーター・ハリントンで文芸部門を担当するサミー・ジェイがキュレーションを務めました。ショーはひとつのストーリーとして展開され、120フィートにも及んだ『オン・ザ・ロード』の伝説の原稿を再現した舞台で発表されました。ケルアックの人生と文学、そしてケルアックとディオールの両者が共有する変革の精神に捧げられるコレクションにふさわしい会場となっています。
* 1957年にヴァイキングプレス出版より刊行
** イエローストーンやヨセミテに加え、ケルアックの著書のタイトルにもなった『ビッグ・サー』といったアメリカの国立公園の様々な景色を「D」の文字で象ったグラフィックが配されたアイテム
***仏オクシタニーにある都市の名に由来
https://youtu.be/T4RrVMWw2-U
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【お問合せ先】
クリスチャン ディオール
TEL:0120-02-1947
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