ニューストップ > グルメニュース
macaroni
「鍋は市販の鍋つゆの素を使う、というご家庭が多いかもしれませんが、実は『だしになる食材』と『水』さえあれば十分おいしく作れるんです!本連載のレシピすべてに共通しているポイントは3つ。きのこを入れること、何かしらの肉を入れること、そして食感とボリューム感を出すために野菜を加えること。また、ベースとなる鍋つゆは、鍋のサイズや具材の量、人数にあわせて調節できるようにしました。適量を使えば、鍋の大きさに関係なくおいしくなりますよ」
第一回の「基本のしょうゆ鍋」は、ごくシンプルな3種の具材と、材料3つの鍋つゆだけ。今後紹介する鍋レシピにも共通する、基本の作り方なので、これさえ覚えればアレンジもばっちりです。素材そのものの味、うまみを楽しんでください!」
・豚バラ肉(薄切り)……150g・しめじ……100g(小1パック程度)・白菜……200g(小玉1/6分程度)a. 水……600cca. しょうゆ……大さじ2と1/2杯a. みりん……大さじ1杯〈シメ〉・卵……1個・ごはん……お茶碗に軽く1杯
・ボウルに(a)を混ぜて鍋つゆを作っておく
白菜は、芯と葉にV字で切り分け、縦半分に切ってから繊維と垂直に2cm幅に切ります。豚肉は、4cm幅の長さに切ります。しめじは石づきを切って、食べやすいサイズにほぐしておきましょう。
鍋に白菜の芯としめじを入れ、混ぜておいた(a)の鍋つゆをひたひたに注いで、火にかけましょう。鍋の大きさによって(a)の量は変わりますが、事前に混ぜているので味がブレません。
鍋が煮立ったら、豚バラ肉を入れます。肉の色が変わったら、白菜の葉の部分を適量入れて煮込みましょう。お好みの加減に煮込んだら完成です。
「白菜の葉は、減ったらその都度加えてください。生でも食べられる野菜は最後に入れるのがオススメ。半生の食感を楽しんだり、くたくたに煮込んでやわらかくしたり、お好みで煮てください」食べていくなかで、つゆが減ったら、適宜(a)の鍋つゆを加えます。
たった3つの具材とは思えないほど、うまみたっぷりの深い味わい。肉ときのこから、しっかりだしが出ています。少ない具材で、かつ別でだしを取らなくても十分楽しめるとは、新しい発見です。調味料はしょうゆとみりんだけなので、素材の味もしっかり味わえます。本当に簡単なので、サッと作ってすぐに食べれられるのも嬉しいですよね。「もし昆布があれば、鍋つゆに少し加えるのもおすすめです。味が深くなって、おいしいですよ」と、きじまさん。
シメは、卵雑炊がオススメ!残った鍋に、水でさっと洗ったごはん(炊きあがっているもの)を加えて火にかけます。煮立って、卵を入れて少し固まったくらいで完成です。ほどよい甘辛さの鍋つゆと卵は、まるで親子丼のよう!味もボリュームも大満足です。