今季限りでトップリーグ担当審判員から勇退する村上氏。最後は選手たちに胴上げをされ、ピッチを後にした。写真:塚本凛平(サッカーダイジェスト写真部)

写真拡大

 名レフリーが最後の試合を終えた。その後の光景が反響を呼んでいる。

 長きにわたり、Jリーグの試合で主審を務めてきた村上伸次審判員が、今シーズンでトップリーグ担当審判員から勇退。ラストマッチは、12月4日に行なわれたJ1リーグ最終節、名古屋グランパス対浦和レッズの一戦だった。

 試合は0-0のスコアレスドローで決着。村上審判員がピッチを去ろうとする際には、両チームの選手たちが花道を作る。

 その列の最後には、ユニホームを脱いだ浦和の槙野が立ちはだかる。アンダーシャツには、「村上さんの笑顔が僕たちを気持ちよくプレーさせてくれました。最高のレフェリングをありがとう! おつかれさまでした」のメッセージ。

 粋な計らいを見せる槙野に、この日の主役はイエローカードを提示。会場が沸き、周りにいる選手たちにも笑顔が広がる。
【動画】「Jリーグが誇っていい光景」村上伸次審判員、最後の雄姿
 そして、両チームの選手たちによって、村上審判員を胴上げ。これまで主審を務めた公式戦は、J1は307試合、J2は195試合、J3は3試合、天皇杯は45試合、リーグカップは64試合。大役を務め上げた男は、何度もお辞儀をして、ピッチを後にした。

 Jリーグの公式ツイッターが、リスペクトにあふれたこの“セレモニー”を公開すると、「本当にお疲れ様でした!」「いいリーグだなー」「ちゃんとイエローカード出しているのがいいな」「やっぱサッカーファミリーっていいよな」「こういう時の槙野さん好き」「Jリーグが誇っていい光景」「なにこれ感動…」「選手に胴上げされる審判ってなかなかいないと思う」といったコメントが寄せられた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部