若い女と自宅で不倫、「服を洗濯機にも入れない」非協力なモラハラ夫にワンオペ育児妻の怒りの報復
不倫相手と鉢合わせ 一言に愕然
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■自分のことすらできない夫、ワンオペ妻のストレス
――不倫発覚前から、旦那さんとのすれ違いの生活が描かれています。家事や育児への協力が得られず、大変なワンオペの日々だったそうで…。
【マリコさん】驚くほど協力してくれませんでしたね。子どもが手のかかる年齢でしたし、すごくストレスでした。専業主婦をさせてもらっていたので、家のことは自分がやって当たり前だという思いでいました。でも、床に投げ捨てられた洋服を見ると、なぜ自分の服くらい洗濯機に入れないのかと思ってしまって…。それがすごく記憶に残っています。
――「せめて自分のことは自分でやって」とお願いしても、やってくれなかったんですか?
【マリコさん】最初の頃はお願いしていたんですけど、それでもやってくれなくて、次第に伝えるのも苦労を感じてしまって、もう諦めの気持ちでした。話し合おうとしても聞く耳を持たないというか、「俺は仕事が忙しいから、そんなことまでできない」と言われて逃げてしまうんです。私のことに関心がなかったのか、「疲れてる」と言っても「当たり前でしょ」と。
――漫画のエピソードを読むと、旦那さんにはややモラハラな部分もあるように感じます。
【マリコさん】そうですね。義母が息子のことを大好きで、「何でもやってあげる」というような人でしたから、何でもやってもらって当たり前と思っていたかもしれません。あと、女は家で家事をする、男は外で働く、といった古い考えの持ち主だったと思います。
■不倫相手と鉢合わせするも…「早く離婚して!」と言われ愕然
――そんなすれ違いの日々のなかで、LINEのメッセージから不倫が発覚。さらに、自宅で病み上がりの子どもの面倒を見ていると、旦那さんとその不倫相手がやってきて“鉢合わせ”してしまいます。
【マリコさん】ビックリしました。夫の後ろからヒョコッと若い女の子が出てきて、「ええー!」と思って。
――そのまま自宅で話し合いが行われました。
【マリコさん】突然の出来事ではあったんですけど、不倫がわかってから悩んでいた期間が長かったので、たぶん心のどこかで覚悟をしていたのかと思います。「ああ、来たか」と。
――相手の女性は、最初からかなり強気な態度を見せてきたようですね。
【マリコさん】若くてもしっかりした方はいらっしゃると思うんですが、夫の不倫相手は、典型的な怖いもの知らずという感じでした。「早く離婚してください!」と詰め寄ってきて…。よくこの状況で言えるな、法律のこととか何も知らないんだろうな、と感じましたね。
――その時の旦那さんの様子は?
【マリコさん】すごくオドオドして「ヤバい、ヤバい」って、小さくなって焦っていました。私って、人を見る目がなかったな、なんて情けないんだろう…という気持ちでした。
■離婚か再構築か、大事なのは「自分で決めること」
――現在の暮らしは落ち着いていらっしゃるんですよね。
【マリコさん】スッキリしましたね。もう胃が痛むことはなくなりました(笑)。意外と腹をくくっちゃえば、「よし、頑張るか」となるものですね。
――SNSを見ると、パートナーの不倫に悩んでいる方は多いようです。
【マリコさん】私も、かなり離婚するかどうかで悩みました。そういう日々ってつらいので、誰か信頼できる人に気持ちを吐き出せれば、ちょっと心が軽くなるかもしれないですね。
――離婚するかどうか、お子さんがいらっしゃる場合だととくに、決断は難しいですね。
【マリコさん】子どものために離婚するかどうか悩んでいる方も大勢いると思いますけど、母親の精神の安定が子どもの精神の安定につながるって、よく言われますよね。本当にその通りだと思います。何とかなるから。実際、どちらを選んでも後悔すると思うんですよね。経済的な面とか、子どもから父親を奪うという後悔とか。どんなに悩んでも結局は、“人生を自分で決める”ということが大事なんじゃないかと思います。
(文/渡辺麻美)-
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