PASMOカードは、券売機・専用チャージ機でチャージすることで繰り返し使用できる、環境に配慮したICカードであるにもかかわらず、購入後ごく短期間で払いもどされ、多くのカードが廃棄されている実情があり、「何回も使える」メリットの周知が課題だった。
そこで今回、2014年4月に廃止した「払いもどし手数料」を復活させ、短期間での使用による払いもどしの抑制を目指す。払いもどし手数料はSF(チャージ)残額から所定の手数料(220円)を差し引いた金額に、デポジット(預り金)500円を加えた金額。なお、SF残額が所定の手数料以下の場合には、デポジットのみの返金となる。クレジットカードとの一体型
PASMOの場合は、デポジットの返金はない。
定期券の有効期限内の
PASMO定期券の払い戻しは、定期券払い戻し計算額とSF残額の合計から、所定の手数料(220円)を差し引いた金額に、デポジット500円を加えた額。
Apple Payの「
PASMO」はiPhone/Apple Watchに
それぞれ1枚ずつ設定可能。
新規発行に加え、
PASMOカードからの
取り込み(移行)もできる
小田急電鉄は11月8日、新たに策定した小田急沿線における子育て応援ポリシーの具現化に向け、2022年春(予定)から小田急線の小児IC運賃を全区間一律50円とする。持続的に大人運賃の半額以下に一律低廉化するのは全国初の試み。この小児50円は
PASMOなど交通系ICカード限定であり、関東エリアでは小児用
PASMO/子ども用Suica(子ども1人につきどちらか1枚のみ)の利用者増が期待される。
手元にチャージ残高の残っている
PASMOカードがあるにも関わらず、モバイル
PASMO/モバイルSuicaを新規に発行してメインをそちらに乗り換え、手元の
PASMOカードと使い分ける予定がない場合は、来春の払いもどし手数料有料化前に払い戻しすると、手数料分だけお得だ。手元に
PASMOカードがあるなら残高をチェックしよう。