家の中にいきなりサメが現れる──。

まるでパニック映画のワンシーンのような画像が、ツイッターで話題になっている。

水滴のついた洗面台の中に、いる。

口からのぞくトゲトゲの歯は非常に凶暴そうで......どう見てもサメである。

まさか、海から泳いで水道管を通り、ここまでやって来たとでも言うのだろうか?

この後は洗面台から飛び出し、家の中の人間を一人ずつ――。

思わずそんな恐ろしい想像をしてしまう光景に、ツイッターではこんな声が寄せられている。

「朝、顔洗おうとしたら、マジでビビりますね」
「アオザメ以上に青ざめた」
「こんなん顔がアオザメるわ」
「溢れ出るB級感」
「ここがZ級映画の撮影現場ですか?」

こちらは、静岡県在住の大学生・づかさんが2021年10月24日に自身のツイッターアカウント(@zukachanchan)に投稿した写真。25日の夕時点で3万4000件を超える「いいね」が付くなど、反響を集めている。

一体、これは何?Jタウンネット記者は25日、本人に話を聞いた。

サメの頭から大量の血が...

づかさんが写真を撮影したのは24日、下宿先の洗面台でのこと。

かなりインパクトのある一枚だが、もちろん、本当にサメが水道から出てきたわけではない。置かれているのは、アオザメという種類のサメの頭部だという。

なんだ、ただのサメの生首か......いやいや、だとしてもなぜそんなものが洗面台に?

記者が経緯を聞くと、づかさんは、

「今年の春から趣味で魚の標本作りを始めたんです。
自分はもともと魚が大好きで、サメの標本はいつかやってみたかったのですが、同期が標本用に複数所持しているとのことだったので譲ってもらいました」

と説明した。アオザメの頭部を骨格標本にしようとまず解凍した際、大量の血が滴ってきてしまい、作業に入る前にそれを洗面台で洗浄。注目を集めた画像はその場面を撮影したものとのことだ。

洗い終わった後は、茹でて肉をやわらかくする。カッターや大きめの外科用ハサミなどで肉を取り除き、漂白剤などを使って細かな肉を溶かして骨格標本にしていくそう。今回はモノが大きいため、「細かい肉は適宜拭いたりして取り除こうと思っております」と述べた。

25日時点でアオザメは「除肉」中とのこと。これから骨格標本にするための作業に取り掛かるそうだ。

づかさんは参考として、ヨシキリザメというサメの頭部を標本にする作業中の写真を提供してくれた。

サメの頭がこんな風になるまで肉を取っていく......。なんとも骨の折れそうな作業である。

洗面所に置かれていたアオザメがどんな姿になるのか、づかさんの続報を待ちたい。