その中で大きかったのが守備の安定だ。リーグ戦直近4試合で喫した失点は僅か1点。その1点は強敵トッテナムに奪われたもので、まずまずの出来と言っていいだろう。
この守備に貢献しているのが2人の新戦力だ。1人はGKアーロン・ラムスデール(23)で、早くも守護神の座を掴みつつある。シェフィールド・ユナイテッドから獲得したのは正解だったと言えよう。
そしてもう1人が日本代表DF
冨安健洋だ。右のサイドバックとして奮闘する冨安も守備に大きく貢献しており、こちらもポジションを確実なものとしている。
『Sportkeeda』はここまでの
アーセナル・ベストプレイヤーTOP5と題した特集を組んでいるが、そのランキングでは冨安が2位、ラムスデールが1位と評価されている。
冨安のダイナミックな守備が効いていると評価されており、冨安の獲得も大ヒットだ。
このランキングでは5位FWピエール・エメリク・オバメヤン、4位MFトーマス・パルティ、3位DFガブリエウ・マガリャンイスが選ばれており、守備的なプレイヤーが上位を占めている。ここまでは攻撃陣より守備陣の奮闘が目立っているとの評価だ。
安定した守備を軸に目指すはトップ4だ。チェルシーやマンチェスター・シティに比べて戦力が落ちるところはあるものの、失点を減らすことができれば上位進出の可能性も見えてくる。冨安もそのカギを握る人物の1人と言えるだろう。