今回は、こうした選択肢に「環境音」を追加するツールを紹介しよう。
音楽やラジオに飽きたというテレワーカーにもおすすめだ。
●鳥のさえずりや滝の音、虫の鳴き声などの環境音を再生できるテレワーク中は音楽やラジオをかけている人は多い。ただし、仕事に集中できる音楽は人によって、あるいはその日の体調や気分によっても異なるはずだ。
筆者も原稿を執筆するときは、人の声の入っていないクラシックをメインでかけている。人の声が入っていると、無意識にその意味を理解しようとするせいか、原稿を書くことに集中できないからだ。
というわけで、今回紹介するのは、音楽でもラジオでもない「環境音」を再生する「White Noise Lite」というツールだ。
環境音とは、滝の音や鳥のさえずり、焚き火の音などの自然音のことである。iOS/Android版のアプリとして提供され、Windows版は「White Noise」がMicrosoftストアで提供されている。いずれも無料で利用可能だ(高機能版の有料版にアップグレードできる)。
ここでは、iOS版アプリを中心に使い方を説明しよう。
環境音を再生するには、左上のボタンをタップしてメニューを開き、[Sounds]を選択する。
すぐに環境音が再生されるはずだ。
画面には、その音をイメージさせる画像が表示される。画像を左右にスワイプすれば音を切り替えられる。なお、音の再生/停止/切り替えは、画面下のボタンでも可能だ。
メニューを表示して[Sounds]を選択する。
音をイメージさせる画像とともに環境音が再生される。
画像を左右にスワイプすると音が切り替わる。画像下のボタンで再生/停止、音の切り替えもできる。
また、最下段のアイコンで音を一覧表示して切り替えたり、「お気に入り」を登録したりすることもできる。また、タイマーを設定して音を自動的に終了したり、時計を表示したりすることも可能となっている。
また、複数の音をミックスして再生する機能、Web上に登録されている音をダウンロードする機能、新しい環境音を作る機能なども用意されている。ただ環境音を再生するだけでない、なかなか奥の深いアプリなのだ。
音楽やラジオでは集中できない、あるいは「飽きた」というテレワーカーは、一度、試してみてはいかがだろうか。
登録されている環境音を一覧表示して切り替えられる。お気に入りの登録も可能だ。
複数の音をミックスして再生することもできる。
Windows用にはストアアプリの「White Noise」が用意されている。インターフェイスは異なるが機能はほぼ同じだ。
環境音をダウンロードできるWebサイトも用意されている。
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White Noise Lite(iOS版)・
White Noise Lite(Android版)・
White Noise(Windows版)井上健語(フリーランスライター)