上の子の進学費用はなんとかなっても、2人目以降は貯金だけでは賄えるか不安な人も多いのでは? その場合、奨学金か教育ローンという選択を考えるかもしれません。その場合、どちらがおトクなのでしょうか? ファイナンシャルプランナーの畠中雅子さんに教えてもらいました。


大学進学の費用を借りる場合、どうするのがおトク?

マネーの専門家がジャッジ!奨学金と教育ローンって、どっちがおトク?

もし大学進学費用がたりない…そうなったとき、進学費用を借りるなら奨学金と教育ローンではどっちがおトク? お金のプロにジャッジしてもらいます。

●大学進学費用がたりないときは(奨学金)VS(教育ローン)

300万円を借りた場合の奨学金と国の教育ローンの返済額の差

<国の教育ローン>

利子:1.68%
月々の返済額:1万8,866円
返済期間:15年間

<奨学金(有利子タイプ)>

利子:0.268%(※)
月々の返済額:1万7,005円
返済期間:15年間

※令和2年度3月の利率固定方式の金利が続いたと仮定した場合の金利

●【回答】総返済額で比べるなら金利が低い奨学金の方がおトク

大学進学資金がたりない場合、奨学金を借りるのがいいの? それとも教育ローン? 軍配は、総返済額で比べると、教育ローンより利子が低い奨学金に上がります。ただし奨学金は基本的に入学後に振り込まれるので、入学金や前期授業料など入学前に必要なお金がたりないときは間に合いません。また予約採用の申込時期が高校3年生の春頃なので、早めに計画する必要があります。

一方、教育ローンは入学前に借りることができます。公的機関の教育ローンには、日本政策金融公庫の「国の教育ローン」があり、全国どこの取り扱い金融機関で申し込んでも条件は同じです。一方、民間の金融機関で扱っている教育ローンの場合は、金融機関によって金利がまちまちなので、金利の比較が重要。入学手続き前の1月〜3月にはキャンペーン金利を打ち出すところも多いので、確認してみましょう。

契約者=返済する人は、教育ローンは親、奨学金は学生本人という違いがあります。いずれにしても、返済に無理がないよう借入金額は慎重に決めるのが賢明です。

<イラスト/あべさん 取材・文/ESSE編集部>

●教えてくれた人
【畠中雅子さん】

ファイナンシャルプランナー。新聞、雑誌、ウェブ、セミナー講師、講演、相談業務、金融機関へのアドバイス業務など幅広く活躍。近著に『病気にかかるお金がわかる本
』(主婦の友社刊・共著)がある。