ストローを1,000本以上集めるマニアが作った、うまくてエコな「キャンディーストロー」
ライブドアニュースの看板犬「ドアふみ」が、世の中のソーシャルグッドな活動を取材する「ドアふみの社会科見学」。

今回は食べられるストロー、その名も
キャンディーストロー
のうわさを聞きつけ、考案者の野村さんに会ってきた。
パッと見、飴とは気づかないかも?

ありそうでなかった「飴」のストロー

食べられるストローなんて初めて見たぜ。
日本ではたぶん初めての商品だと思います。海外だとエディブルストローといって、食べられるストロー自体はあるんですけどね。海藻ストローとかトッポギストローとか。
トッポギ!? それはなかなかチャレンジング。
自分が作るなら食べられておいしいストローにしたかったんです。たまたま知り合いにシュガーアーティストがいて、とんとん拍子で話が進みました。
カロリーを抑えたこだわりの砂糖を使っているそう
うまいうえにゴミも出ないし、一石二鳥のストローだぜ。
20代のエシカル志向の方によく売れています。あとはイベント、プレゼント用に購入されていく方が多いです。作り方も、のちほど紹介しますね。

フィリピンで「ストロー愛」が覚醒!

友人に「ストローを見ると優妃の顔が浮かぶ」と言われる野村さん
そもそもなんで思いついたんだ?
数年前フィリピンに住んでいたとき、カフェで出会った竹ストローがきっかけで、ストローに目覚めました。竹という素材に変わっただけで、一気にストローの存在感が増して「おもしろい!」って。

それから、いろいろな素材のストローを調べてはコレクションして、いまでは1,000本以上持ってます。
1,000本以上…俺には一生吸っても吸い切れない量だぜ。でもそれとキャンディーストローがどう結びつく感じ?
ちょうどフィリピンにいたころ、海洋プラスチック問題(※)が世界中で注目されだして。ウミガメの鼻にストローが刺さって苦しんでいる動画がニュースになっていました。 

でも、なんだかストローだけが悪者になっているような見え方に、とても違和感があったんです。

※海洋プラスチック問題
・世界全体でいうと、年間800万トンのプラスチックごみ(ジャンボジェット500機分に相当)が海に流出
・年間10万頭の海洋哺乳類、年間100万羽の海鳥がプラスチックごみによって命を奪われている
・ビニール袋、プラスチックコップ、ペットボトル、ストローは“BIG4”と呼ばれ、とくに多いプラスチックごみ
ここ数年でプラスチック→紙ストローに替える企業も増えてきたけれど、正直、紙ストローの評判は飲み心地としてはよくない。

もはやストローって要らないんじゃない? とか、ストローに対してネガティブな声も大きくなっていくなかで、「私も竹ストローで楽しさに初めて気づいたんだから、他の人も何かきっかけがあればいいんだ!」って思ったんですよね。

ストローから消費者の意識が変われば…

キャンディーストローを作ってからSDGs(Sustainable Development Goals=持続可能な開発目標)についてよく聞かれますが、私たちの理念として、海洋プラスチック問題の解決がいちばんにあるわけではないんですよ。
と言いますと…。
環境問題という大きな課題を、まずはストローという身近なアイテムを使って、楽しみながらを考えていければいいなぁと。ストローだけが悪者扱いされている違和感や、モノを消費するということを、もっと自分事化して捉えるきっかけ作りがしたくて。
まさに俺はいま、キャンディーストローを知って、プラスチックごみ問題がちょいリアルになってきている…!
きっかけがあれば身近になってきますよね。私たちがSDGsのなかでいちばん大事にしているのも「つくる責任 つかう責任」(※)なんです。

※つくる責任 つかう責任
SDGsには17の目標があり「つくる責任 つかう責任」はそのひとつ。生産者も消費者も持続可能なサイクルを維持すること


これまでの大量生産、大量消費の流れを、その視点から考えてみたとき、消費者の意識も変わる必要があると感じます。だからまずは、選択肢があることを知ってもらい、自分に合うものをいろいろ試してほしいですね。

狙うは「ドリンクのアクセサリー」的ポジション

エディブルフラワー(食べられる花)との限定コラボ商品も。デザインは月によって変動 ©Dlink Straw
シュガーアーティストの手によって、ひとつずつ丁寧に作られている。詳細はYouTube(記事末プロフィールに記載)で公開中 ©MONOGA
これは…! ガチで手作りなんだな。
はい。商品化するまで数ヶ月かかりました…。じつは飴ってめちゃくちゃ繊細で、素材を加えると脆くなったり、香りづけしても香りが飛んでしまったりで、新作を作るのにも一苦労(苦笑)。
一気にたくさんは作れないよなぁ。でも手作りだからこその味わいが、俺は素敵と思う。
そう言ってもらえるとうれしい!

私たちのデザインコンセプトは、ドリンクのアクセサリーになるストローなんです。ストローを使って飲みものを飲む、というシーンをデザインしていきたい。

これまで無料が当たり前とされてきたストローを、お金を払って買うという行動が、ストロー自体の価値を見出すことにつながればいいな。今後はもう少し日常的に使えて価格を抑えたストローも提案していく予定なので、楽しみにしていてください。

おすすめの飲み方を漫画で紹介♪

「ドアふみの社会科見学」は、毎回漫画にもなるんだぜ。今回はキャンディーストローに合うドリンクについても描いてもらったんだ。合わせて読んでくれよな。
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今回の取材先:
Dlink Straw(ディーリンク ストロー)
「ドリンクごとにストローを選ぶ時代」をビジョンにかかげるストローブランド。キャンディーストローはそのオリジナル商品第一弾。購入はオンラインショップから(毎月数量限定、予約販売)。ポップアップストアなどのオフライン販売情報はインスタグラムのストーリーズをチェック。
取材・文/ドアふみ
撮影・ドアふみの手伝い/編集部
漫画/龍たまこ
 

キャンディーストロー プレゼント

今回取材させていただいたキャンディーストローを抽選で5名様にプレゼント。ご希望の方は、下記の項目をご確認いただいたうえ、奮ってご応募ください。

応募方法
ライブドアニュースのTwitterアカウント(@livedoornews)をフォロー&以下のツイートをRT
受付期間
2021年8月17日(火)21:00〜8月23日(月)21:00
当選者確定フロー
  • 当選者発表日/8月24日(火)
  • 当選者発表方法/応募受付終了後、厳正なる抽選を行い、個人情報の安全な受け渡しのため、運営スタッフから個別にご連絡をさせていただく形で発表とさせていただきます。
  • 当選者発表後の流れ/当選者様にはライブドアニュース運営スタッフから8月24日(火)中に、ダイレクトメッセージでご連絡させていただ8月26日(木)までに当選者様からのお返事が確認できない場合は、当選の権利を無効とさせていただきます。
キャンペーン規約
  • 複数回応募されても当選確率は上がりません。
  • 賞品発送先は日本国内のみです。
  • 応募にかかる通信料・通話料などはお客様のご負担となります。
  • 応募内容、方法に虚偽の記載がある場合や、当方が不正と判断した場合、応募資格を取り消します。
  • 当選結果に関してのお問い合わせにはお答えすることができません。
  • 賞品の指定はできません。
  • 賞品の不具合・破損に関する責任は一切負いかねます。
  • 本キャンペーン当選賞品を、インターネットオークションなどで第三者に転売・譲渡することは禁止しております。
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